平成19年第2回定例会(第4日)

—座間市ホームページ会議録より抜粋—

開催日:平成19年 6月12日
会議名:平成19年第2回定例会(第4日 6月12日)

○議長(小川成男君)
続きまして、10番佐藤弥斗議員。

〔10番(佐藤弥斗君) 登壇〕(拍手)

○10番(佐藤弥斗君)  皆様おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、議席番号10番、政和会、佐藤弥斗、座間市民を代表しまして一般質問をさせていただきます。
質問に入ります前に、毎年、議場に花しょうぶを送り届けてくださって、私たち議員や当局職員、また傍聴にいらっしゃる市民の皆様を楽しませてくださっております立野台公園の花しょうぶを育て、管理・保存をしてくださっている「座間の森を育てる会」の方々に心から感謝を申し上げたいと思います。この花しょうぶは「座間の森」という珍しい品種だそうで、全国に百数十本しかないといわれ、1863年に武蔵園の菖蒲園で座間寛造氏が育成した品種であるという説に、その名前は由来しているということです。立野台公園では、この「座間の森を育てる会」の方々により管理・保存されておりますが、初めは土壌がなじまず花の咲かない時期もあったそうです。しかし、会員の方々の草取りや株分け、消毒など年間を通じた手入れのかいがあって、1995年には「神奈川花の名所100選」に選ばれたそうです。このしょうぶを見たとき、季節を感じ、ほっとなごみ、立野台公園や芹沢公園に咲き乱れるしょうぶの姿に思いをめぐらせ、座間市のよいところをより伸ばしていきたいという前向きな気持ちにさせられます。
また先日、「座間のホタルを守る会」によるいっぺい窪の蛍の鑑賞会がございました。私も2日目の日曜日に伺いましたが、雨も上がり、多くの蛍が飛び交い、訪れた多くの方々を楽しませておりました。ことしは、8日には市教育研究所研修で市内小・中学生の先生20名、9日には110名、10日には140名の方々が鑑賞会に訪れたそうです。いっぺい窪の保全に関しましては、議員の皆様のご理解のもと昨年6月に請願を採択していただきましたが、こういった地道な活動には、市民のボランティアの方々の並々ならない努力がございます。市民の方々の底力が存分に発揮できる体制づくりが今望まれているとつくづく感じ、そういった市民の方々の切実なる声を届けていきたいと心を新たにいたしまして質問に入らせていただきます。
安倍内閣総理大臣が目指すこの国の形は、活力とチャンスと優しさに満ちあふれ、自立の精神を大切にする、世界に開かれた「美しい国、日本」であります。また、平成18年9月の所信表明の中で「地方の活力なくして国の活力はありません。やる気のある地方が自由に独自の施策を展開し、『魅力ある地方』に生まれ変わるよう、必要となる体制の整備を含め、地方分権を進めます。知恵と工夫にあふれた地方の実現に向け、支援を行います。地場産品の発掘・ブランド化や、少子化対策への取組、外国企業の誘致などについて、その地方独自のプロジェクトを自ら考え、前向きに取り組む自治体に対し、地方交付税の支援措置を新たに講ずる『頑張る地方応援プログラム』を来年度からスタートさせます」と新たな施策が明らかになりました。同年10月に「頑張る地方応援室」を設置し、ことし平成19年1月の施政方針では「国が地方のやることを考え、押しつけるという戦後続いてきたやり方はもはや捨て去るべきで、地方のやる気、知恵と工夫を引き出すには地域に住む方のニーズを一番よくわかっている地方がみずから考え、実行することのできる体制づくりが必要です。地方が独自の取り組みを推進し、『魅力ある地方』に生まれ変われるよう『頑張る地方応援プログラム』を4月からスタートします」とスタート時期が明らかになりました。座間市におきましては、この施政方針直後のことし2月に早速庁内の調整をされ、5月には安心・安全まちづくりプロジェクトと企業立地促進プロジェクトの2項目で、頑張る地方応援プログラムに応募をされたということでございます。国の方針に即応した迅速な対応を高く評価いたします。この「頑張る地方応援プログラム」は、3,000億円程度の予算が組まれ、その内訳は、市町村がプロジェクトに取り組むための経費について、特別交付税措置が3年間で500億円程度、行政改革指標、製造品出荷額、事業所数、転入者人口などの成果指標を普通交付税の算定に反映させる額が2,200億円程度、また、企業立地促進に係る地方交付税措置として300億円程度ということだそうです。つまり、具体的な成果目標を掲げ、それに対し、具体的な成果を上げていかなくてはならないということです。今回、質問させていただきます2項目は、この二つのプログラムでもあります。ぜひ、具体的な成果を上げるためにも、各課でより真剣な取り組みをしていただきたいと心から切望しております。
質問項目は大きく分けまして2点でございます。1点目は、安全・安心のまちづくりについての自主防犯パトロールについてと道路整備について伺ってまいります。また、2点目は商工振興策における市内商工業の現状などについてと道路整備計画についてでございます。
まず1点目の安心・安全のまちづくりについての自主防犯パトロールについて伺ってまいります。市内の各所で市民のボランティアによる自主防犯パトロールなどが多く活動されるようになってまいりましたが、自主防犯パトロールをしている団体の現況を安全対策課では把握をされておられるのでしょうか、まずは伺っておきます。把握をされておられるようでしたら、現在、市内に自治会主体のパトロール隊も含めて何団体存在し、どういった活動をしているのかをお伺いいたします。また、今後安全対策課でパトロール隊の活動などを把握され、市内パトロール隊の協議会などを立ち上げるご予定がございましたら、お聞かせ願いたいと思います。現在、学校との連携がとられているパトロール隊もあると伺っておりますが、そういった学校の動きなど、安全対策課では把握をされているのかを伺います。
過日、私のところに地域で熱心にパトロール活動をされている方よりご相談がございました。青色回転灯をつけた車でパトロールをしたいという意見が出ているのだけれど、市の方で推薦をした防犯活動をしている団体は青色回転灯をつけられるようなのだが、どのようにすればよいのかを調べてほしいという内容でございました。そこで、青色回転灯を装備した自主パトロールの促進について県より依頼があったそうですが、その依頼内容と、県下の青色回転灯を装備した自動車による自主パトロールの現況と座間市内の現況について伺います。
今後、青色回転灯を装備した自動車による自主防犯パトロールの民間団体への委嘱について、委嘱制度の整備として要綱を策定する予定があるのかどうかということを伺い、また、それに対してどのようなお考えを持っていらっしゃるのかということをお伺いいたします。
続きまして、安心・安全のまちづくりの観点から見ました道路整備について伺います。私はよく自転車で市内を走っておりますが、自転車で市内を走っておりますと、歩行者や自転車などにとって大変危険だと思われる道路がございます。特に東部に位置します地域は、それを強く感じます。市道16号線、市道6号線、県道50号線は歩道の確保はされているものの、歩道上に電柱があり、通行しづらくなっている箇所や、歩道と車道との段差がかなりあり、アップダウンが激しい箇所などが目立ちます。議会におきましても前任者の方々が何度か取り上げておられ、今議会におきましても伊澤議員が質問をされておりましたが、市道6号線は段差を緩やかにする工事や歩道拡幅の工事などが進められております。また、県道50号線では市道との引き込みにおける歩道の段差を緩やかにする工事や側溝のふたの段差解消の工事などが施工されております。ここで、それぞれの工事の進捗状況、問題点などをお伺いしようとしたのですが、先日の一般質問の答弁の中で、市道6号線の工事状況につきましては答弁がございましたので割愛をいたしまして、県道50号線のみお伺いをいたします。また、市道16号線におきましても同様の改良工事の予定があるのかどうかということを伺います。市道16号線というのが、今申し上げましたが、日産がここにあるのですが、栗原と小松原を結ぶこの道路が市道16号線でございます。
続きまして、商工振興策の市内商工業の現状などについて伺ってまいります。隣の芝生は青く見えると申しますが、近年の近隣市の動きを見ますと、商工業などの発展が目につきます。海老名市などはたびたび本会議でも話題に上っておりますところでございますが、県央4市を見ましても大和市にはオークシティ、海老名市にはビナウォーク、綾瀬市には綾瀬タウンヒルズといった大型店舗があり、かなりの集客力がございます。近隣市では、商業動態調査など具体的に市民アンケートなども実施しまとめている市もありますが、座間市においてはこのようなアンケートや実態調査などはやられているのでしょうか。また、今後やられる予定があるのかどうかを伺います。
海老名市では今年度3月定例会におきまして「都市ブランド事業」として67万7,000円の予算が決定されました。本市議会におきましても前回3月の定例会で小野議員より「座間ブランド」についての質疑がなされました。その際、今後、関係者とともに地域ブランドを高めるために協働にて研究・検討をしてまいりたい旨の答弁がございましたが、その後の動きなどがございましたらお示しをいただきたいと思います。
平成10年3月完成された大和市のテクノプラザは平成7年に制定された時限立法「創造法」の適用を受けて建設された日本で初めての企業団地で、現在12の中小企業が集まり、個々の開発だけではなく、共同開発等も行っております。創造法の適用により、高度化資金の利用に際しては対象事業費の80%から90%が無利子で融資されたということでございます。平成15年9月の定例会の一般質問におきまして吉田議員も触れておられたようでございますが、大和市が平成4年より立ち上げたテクノワールド構想がバブル崩壊のあおりを受け、平成7年に凍結されました。官が主導で立ち上がった構想でありましたが、テクノワールド大和設立準備会の一部のメンバーの企業が中心となり、テクノプラザを創設するに至ったということでございます。創造法は時限立法だったため、平成17年4月13日に廃止をされ、「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律」に整理統合されました。
工業振興策を考える際、まず座間市の工業の現状の把握や企業が行政に何を求めているかというニーズの把握に努めることが大切だと思われます。現在そのような把握をされているのかということと、今後、そういった調査などをする予定があるのかということを伺っておきます。
続きまして、商工振興策という観点から道路整備計画について伺ってまいります。工業の振興策として行政主導でやらなくてはならない課題として、まずはハード面である道路の整備が挙げられると思います。優秀な企業が他市より座間へ移転されようとしましても、道路の整備がされていないということで計画を断念するという可能性もございます。昨年12月の定例会におきましてSIP座間への取りつけ道路として市道11号線(通称南林間線)からのアクセスについて伺いましたところ、12月の時点ではアクセス道路の考えは持ち得ていないが、今後、中丸地域の土地利用を検討する中でアクセス道路は考えていかなくてはならない問題であるという旨の答弁がなされましたが、その後、中丸地域の土地利用やSIP座間への南林間線からのアクセス道路に関しまして動きがございましたら、お示しをいただきたいと思います。
また、ちょっとこの地図を出させていただきましたが、SIP座間がこの赤いところでございます。それで、ここが中丸地域と呼ばれている場所なのですが、ここが南林間線でございます。それで、この南林間線からのアクセス道路がなければ、なかなかこのSIP座間の発展が難しいのではないかというふうに考えております。どちらにいたしましても、南林間線からのアクセス道路の設置に至るのには、かなり時間を要すると思われます。そうであるならば、現在のアクセス道路である市道16号線の整備計画を重要視していく考えはないのかを伺います。
また、SIP座間の2期工事の計画があると伺っております。市道16号線とSIP座間のアクセス道路であります市道栗原8号線の拡幅予定はないのかということもあわせて伺います。この16号線を通してここにアクセス道路があるのですが、ここが市道栗原8号線、この8号線が今大変狭いため、ここを曲がりきれずに車がよく渋滞をしておりますので、この拡幅についての予定を伺います。
過日、市道16号線に位置します日産座間工場の敷地の一部の売却計画が明らかになりました。先月5月に地元自治会役員などに対し、日産自動車と売却先であるプロロジスによる説明会が開催されました。市道16号線中ほどにあります日産中門の北側3万坪、市道16号線の中ほどにありますこれなのですけれども、ここの部分3万坪をプロロジスに売却をするという予定と、その北側の、こちらですね、ここの3万坪をバンテックに売却する予定だということでございます。北側3万坪を物流施設専門の不動産会社プロロジスに来年3月に売却予定、その後にプロロジスは物流倉庫を建設し、配送業務を行う予定。また、プロロジス北側3万坪をバンテックに売却予定ということでございました。
その説明会の席上で、住民の方より、南側の道路が市道16号線なのですが、「この市道16号線と東側の市道13号線の道路は狭いです。物流倉庫となれば、大型車も含め交通量がふえる。道路の拡幅などは考えていないのか」という質問がされ、「これから行政との打ち合わせがあります。行政から拡幅等に関し、要望があれば考えます」という答えをいただいたとのことでございました。
そこで、日産自動車もしくはプロロジスと市は具体的な打ち合わせをしたのか。その際、どのような話し合いが持たれ、また、市道16号線、市道13号線の拡幅の要望を上げているのかということについてお伺いをいたしまして1回目の質問を終わります。(拍手)

○議長(小川成男君)  ───市長。

〔市長(星野勝司君) 登壇〕

○市長(星野勝司君)  佐藤議員からご質問をいただいたわけでございますが、安全・安心なまちづくりの関係でのパトロール関係、さらには道路整備等の関係につきましては担当の方からそれぞれご答弁を申し上げたいと存じております。
私の方からは商工業の進行ということでお話をいただきました。海老名市とか大和市のお話もあったわけでございますが、それはそれとしてご答弁を申し上げるところでございますが、実態調査というお話がございました。まず商工の関係でございますけれども、この関係につきましては、平成12年でございましたけれども、地域産業活性化対策研究会が商工業の診断報告、さらには調査報告の検討、商工会・工業会等の各種団体からの意見聴取、工場訪問の実施などを行って、座間市地域産業活性化対策研究会報告書が平成13年の3月に提出がされております。この提言の具現を図るために市の地域産業活性対策検討部会、いわゆる商業活性化検討部会と工業活性化検討部会を設定をした経過がございまして、検討させていただいた中で、一例としては、例えばストリートガーデン等の商業の活性化等の案も出されたところでございます。
また、同時に地域ポータルサイトなども一つの例でございました。それから、工業関係でございますけれども、平成13年に市と商工会が市内の製造業等を対象に事業所巡回実態調査を行っております。調査対象企業の約1割の75社の関係等につきまして、いわゆる工場の狭隘、老朽化、その解消等の移転希望等が意見として出されておりました。そのような経過の中で、一つとしては企業団地の準備会などもスタートしたことも事実でございますし、いわゆるSIP座間なども一つの一例ではございます。また、平成18年度には行政評価システムマネジメントの点検として市が行う施策に対して市民の方々が現状をどのように感じ、重要性についてどう考えているのかを調査をいたしました。より一層の市民と行政の協働のまちづくりに役立てるために「まちづくりのための市民アンケート調査」を行わせていただいております。商工会におきましても、現在、経営指導員を中心に商工業の会員に対して巡回指導の強化に努めていただいておりまして、商工会と、さらに私ども担当課との連絡会議も行っておりまして、同時に工業会や座間異業種交流研究会の皆さんと私どもの職員も役員会などへ出席をさせていただいて、勉強をお互いに深めております。
それで、最近になりまして、また市の商工会や工業会、さらには市商連等の3団体の方々も連携を強化していくという考え方の中で一堂に会されて、本市の経済活性化のための商工業のあり方等について意見の交換を始めてくださっております。このようなときにも私どもの担当職員も参加をさせていただいておるわけでございまして、こういうお互いに連携を強化しながら商工業の振興に研さんをなされている、私としては期待をさせていただいておるところでございます。
さらにまた、都市ブランドの関係で海老名市のお話がございましたけれども、海老名市さんが68万円ですか、予算化をなされたというふうにお話がございました。この問題は、たしか3月議会で小野議員さんから地域ブランドの、都市ブランドの関係等についてご質問いただいたわけでございまして、そのときも一定のご答弁を申し上げたわけでございますが、特色ある地域づくりの一環、そういう地域振興や地域の活性化の方策として地域ブランドが位置づけられているわけでございまして、他の地域との差別化を図り、地域の成立力を高める、そういうことを意図として、それは名称・言葉・シンボルデザインといったものであろうかと思っております。
前回もご答弁を申し上げたわけでございますけれども、本来の意味のブランドとは消費者からの評価を高めて地域全体のイメージ向上と地域活性化に結びつけていくと、こういうことの考えであります。そのためには、地域の製品・商品やサービスの直接的な提供者だけではなくて、消費者や市や商工会、観光協会などの関係機関などが一体となって取り組んでいくことが必要であるわけでございまして、シンボルデザインなどからすると、地域ブランドの範囲は大変広いものがあると思っております。単に、例えば特産品等だけではなくて景観や街並みなども地域ブランドとして存在をしているのではないかと思いますし、同時に芸術・文化、さらには食文化、イベント、そういうさまざまなものの中に関連性が存在しているものと思っております。これらの状況を意識する中で、現在、私どもの方としても庁内の中で地域ブランドの職員提案を今求めさせていただいております。
さらにまた、今年度予定をいたしております観光協会の設立もあるわけでございまして、そういうことをきっかけにさらに地域ブランドの取り組みなどについて模索をしながら魅力化を図ることに努力をしていきたいと存じております。いずれにしましても、できることから、求められるものから座間の特色を見出していくということが大事だと思っていますから、そういう考え方で地域ブランドづくりに取り組みをいたしてまいりたい、このように考えております。今しばらく猶予を賜りたいと存じます。

○議長(小川成男君)  ───市民部長。
〔市民部長(加藤幸雄君) 登壇〕

○市民部長(加藤幸雄君)  佐藤議員さんの方から安全・安心のまちづくりについて、自主防犯パトロールについてお尋ねをいただいております。まず1点目の自主パトロールをしている団体の現状、安全対策課では把握されているのかというお尋ねでございます。現在、担当が把握しております団体は、パトロール相模が丘46の会、座間市建設業青年会、相模が丘防犯パトロール隊、小松原見守り隊です。
次に、現在、市内に自治会主体のパトロール隊を含めて何団体存在し、どういった活動をしているかというお尋ねをいただいております。これにつきましては、市内の自治会主体の防犯パトロールの団体数は56団体を把握しております。活動内容につきましては、活動時に腕章、たすき、ジャンパー等を身につけまして、午後から夜間にかけてパトロールを実施している状況です。活動回数としては、各自治会がさまざまな形で実施しておりまして、毎日実施や周回数から月1回など無理のない中で活動している状況があるようでございます。
次に、今後安全対策課でパトロール隊の全体を把握され、市内のパトロール隊の協議会などを立ち上げる予定などがありましたらお聞かせいただきたいということでございますが、これにつきましては、防犯パトロールにつきましては、活動状況等の情報交換の場を設けることは大変重要なことだと考えております。よって、今後速やかに研究させていただきたいと考えております。
次に、学校のパトロールの関係につきまして、安全対策課で把握をしているかということでございますが、各小学校単位で、中学校を含めて学校で校外指導連絡協議会というふうな組織があるということをお聞きしております。それで、各学校ごとに登下校における安全対策の取り組み状況ということで、小学校全校、それと中学校で年間の取り組み計画が示されてございまして、関係団体と子供の安全に対する話し合いの場、学校が実施した安全対策、PTAが実施した安全対策、関係団体が実施した安全対策等、把握をさせていただいておるところでございます。
それから、青色回転灯の装備をした自主パトロールの促進について、県より依頼があったようですが、その内容と県下の青色回転灯を装備した自動車による自主パトロールの現況と座間市内の現況についてお伺いしますということでございますが、これにつきましては、本年5月22日付で神奈川県安全防災安全・安心まちづくり推進課より、青色回転灯を装備した自動車を使用した自主防犯パトロールは、地域の防犯活動の向上や犯罪抑止効果、さらには自主防犯活動の活性化にも期待されることから、民間団体に対し、青色防犯パトロールの委嘱制度の整備について検討するよう依頼をお受けしたところでございます。それで、県内の青色回転灯のパトロール実施団体数は179団体、県市町が58団体、市町村長委嘱団体が51団体、警察署長委嘱団代が39団体、地域安全活動法人が5団体、認可地縁団体、これは自治会でございますが、いわゆる法人格を持った自治会19団体、防犯活動受託団体、警備受託業者7団体になっておりまして、座間市内では、市役所以外に青色回転灯パトロール実施団体はございません。
次に、今後、青色回転灯を装備した自動車による自主防犯パトロールの民間団体への委嘱につきまして、委嘱制度の整備として要綱を作成する予定はあるのかどうか、どのような考えを持っているか伺いますという内容でございますが、前段で申し上げましたこの要綱でございますが、5月22日付でご案内をいただき、現在検討をしてございます。自主防犯パトロールの民間団体への委嘱制度の整備につきましては、この要綱を作成をし、警察署長の許可をいただく必要がございます。そういったことで、今後導入につきましては研究をしてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。
以上でございます。

○議長(小川成男君)  ───都市部長。
〔都市部長(和田永一郎君) 登壇〕

○都市部長(和田永一郎君)  私の方へは安全・安心のまちづくりについての道路整備と商工振興策についての道路整備ということで何点かご質問いただいております。
まず、安全・安心の道路整備についての市道6号線はよろしいということで、では県道50号線、座間大和線の歩道改善が行われたが今後の予定はということでございます。ご質問いただきました県道の歩道改善、こちら側溝のふたの段差解消だと思います。こちらにつきましてはPTAからの要望がございまして、神奈川県の方で平成17年度に実施されたものと伺っております。県道50号線につきましては、市としましても整備要望しているところでございます。引き続いて要望してまいりたいと考えております。
それから、市道16号線の改良工事の予定、こちらは6号線のような段差解消の改良工事の予定ということでご質問いただいております。現時点におきまして、市道16号線の段差解消、バリアフリー化、これは小松原・ひばりが丘地区総合交通対策事業になるのですが、こちらの中には入ってございません。
続きまして、商工振興策の中で何点かご質問いただいております。まず、市道11号線のアクセス道路に関して動きがあったかということでございますけれども、昨年の12月の定例会におきましてもご質疑をいただいております。現状では、ご報告するような進展はない状況でございます。
次に、SIP座間に係る市道16号線の道路整備計画ということでご質問いただいております。市道11号線のSIP座間へのアクセスが難しい場合に、市道16号線の整備ということでございますが、市道16号線については市の道路整備計画はございません。ただし、今後の地域全体のまちづくりの中でしっかり考えてまいりたいと思っております。
それから、栗原8号線の拡幅予定ということでご質問いただきました。これは、SIP座間から北側へ、市道16号線へ出る道路になるわけでございます。こちらにつきましては、開発の協議の時点におきまして開発事業者さんの方に拡幅の要望のお願いをしたのでございますが、段差があって擁壁が必要になったりいろいろな条件が、難しい条件もございまして実現できなかったという経緯がございます。
それから、最後に市道16号線の拡幅の要望をN社さんやP社さんにされたのかということでございます。ご質問いただきましたN社の関連におきます物流施設の建設計画につきましては、そのような計画があり、進められていることは承知しております。現在は、事業予定者の方で市の担当者に対し、事業計画の複数の案の概要について説明が行われている状況でございます。したがいまして、市と事業者との正式な打ち合わせにつきましては、これからのお話になろうかと思っております。今後につきましては事業者から正式な相談等がされた段階で道路整備について歩道の拡幅等、しかるべきお願いをしてまいる考えでございます。
以上でございます。

○議長(小川成男君)  再質問ありませんか。───佐藤弥斗議員。

〔10番(佐藤弥斗君) 登壇〕

○10番(佐藤弥斗君)  一定のご答弁をいただきまして、ありがとうございました。
まず、パトロールの方のことでございますが、今現在はどうも聞いておりますと自主防犯パトロールということで、自治会が主体ではなく地域の方々から上がってきた団体について安全対策課で把握をしている。それが4団体である。それで、自治会主体のパトロール隊というのは、私が聞き及んでいるところによりますと、自治会ではなく協議会などの方で把握をされているというふうに伺っております。同じパトロール隊でございますので、ぜひ今後、市全体としてそういった地域から自然と出てきましたパトロール隊、そして自治会が主体であるパトロール隊、両方の把握を今後していっていただきたいと思います。そしてまた、協議会については大変重要に考えて速やかに研究をしていただけるということでございましたので、大変重要なことだと思っております。と申しますのも、県下で大変活動を熱心にされている自治体が幾つかございます。その中で、特に私が関心を持ちましたのが南足柄市さんなのですが、南足柄市さんではこういった「暫金時推進協議会」というのを立ち上げていらっしゃいまして、こういった会報をつくっていらっしゃいます。そして、平成18年にこの「暫金時推進協議会」が、安全・安心なまちづくり関係功労者内閣総理大臣表彰に決定したという報告がされております。前段で申し上げたのですが、座間市は今回、頑張る地方応援プログラムの方にこの安全・安心のまちづくりということで申し込みをされているということでございます。そしてまた、成果によりその交付金が決まってくるということがございますので、ぜひ県下でも目を見張るような活動をしていただけたらと思います。
そこで、これは神奈川県の方のホームページの中に安全・安心のまちづくりの取り組みについて各自治体の一覧表が掲載されております。その中のものなのですが、座間市はここの項目でございます。これは近隣の大和市さん、海老名市さん、そして南足柄市さん、今お話をしました。そして綾瀬市さんだとか、ちょっと財政力がとかという話になってしまうとあれですので、一応愛川町、町ということも含めてちょっと挙げてみました。その中でちょっとやはりこの18年の4月のものなのですが、やはりちょっと少ないというふうに感じております。こういったことがないように、恐らく今この表にあるものよりかふえているかと思います。今、表にあるものよりか、取り組みとしては私が聞いている中でもふえているかと思います。例えば、自主防犯パトロールなどに対しまして、座間市ではたすきや腕章なども配布をしているというふうに伺っております。そういったものも漏れておりますし、また愛のひと声運動などもそれには記載がされておりませんので、そういった部分も含めましてそちらのホームページにアップができるような状況を、今後体制づくりをしていっていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
また、学校との連携については、安全対策課でも細かく把握をされているということでございましたので、今後もそういった学校ですとか地域で行っている状況について安全対策課として積極的に把握をしていっていただきたいと思います。
そしてまた、青色回転灯のことですが、今検討しているということでございます。先ほどから申し上げているように、青色回転灯の方、今県下の中で実施をしているのが横浜市、川崎市、小田原市、南足柄市というふうに私は伺っております。ぜひ先駆けて座間市もこの取り組みをしていっていただきたいと思います。と申しますのも、熱意のある市民の方からぜひパトロールをしたいという、そういった強い要望もあるわけでございまして、そういった市民の力をむだにしないように、ぜひフルに活躍ができるような場を行政はつくっていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
また、市道16号線の段差解消等は計画には入っていないということでございましたが、市道16号線は先ほども申し上げましたようにSIP座間への道でもございまして、地図をよろしいでしょうか。この市道16号線なのですが、私の生活圏でもありますので私はとてもこの道路について重要だなというふうに感じております。と申しますのも、こちらにはバンテック、白煉瓦の跡地がバンテックに(「プラネット物流だよ」と呼ぶ者あり)すみません、プラネット物流の建物がございます。こういったまたこちらに、プロロジスですとかバンテックさんに売却予定だということでございますので、そうしますと大型車がどんどん入ってくるという構想になってまいります。ですが、この道はこちらに行きますと相武台の方にも続きますし、このSIP座間の方にも続きます。そして市役所の抜け道として最近この道がよく使われているなというふうに私は感じております。私も、市役所からの帰り道、ここの道を通ることが多いのですが、大変危険な道だなというふうに実感をして感じております。ここが渋滞をしておりましたり、また、先ほど申し上げましたようにこのSIP座間に入る大型車がなかなか切り返しができなくてここで突っかかっていたりという現状がございますので、ぜひこの市道16号線の整備はやっていただきたいなというふうに思っております。
それで、今、ここの売却予定があるその時期に道を、なかなか座間市は財政が困難でございますので寄附をしていただくとかそういった要望を、ちょっと都合のいいような話でございますが、こちらのプラネット物流さん(「SIPつくったときに提供させなきゃだめだよ。今からやろうとしたってだめだよ」と呼ぶ者あり)建てていただく際に、ここ、セットバックをしていただいております。それで、ここの道、そしてまたこの道(「ミノファーゲン」と呼ぶ者あり)そうです、ミノファーゲンの前の道は大変広く歩道を確保していただいております。ですので、こちらがまた広く歩道が確保されますと、大分この市道16号線、危険な箇所が減ってきたなというふうに、体感として市民も感じられると思います。そしてまた、ここら辺、この小松原ですとかに住んでいる方々がパートなどでSIP座間の方に行かれる方ですとか、そういった工場の方に行かれている方も随分いらっしゃるように聞いておりますので、そういった方たちが大分通行しているなという感じを私は実感として感じておりますので、ぜひこちらの整備について前向きに取り組んでいただきたいと思います。
商工関係の調査に関しましては、平成12年に実施がされて、そしてその結果としてストリートガーデン、また地域ポータルサイト、また企業団地の設立などに至ったということでございます。やはりこういった調査などをいたしますと、そういった市内に活発な動きが出てくるというふうに思われますので、ぜひ近いうちにこの調査やまた検討会などをしていただけたらと思います。市民に対しましてのアンケートでは、18年に実施をされているということでございますので、なかなかすぐにということはいかないと思いますが、先ほどから何度も申し上げているように、頑張る地方応援プログラムの方では、座間市としてやはり市民アンケートで満足だという回答がふえるということを目標にしているようでございますので、そのアンケートの実施もできる限り早い時期にしていただけたらというふうに考えております。
SIP座間へのアクセス道路に関しては、また、中丸地域の土地利用に関しましては今のところ進展がないということでございますが、SIP座間の方はどんどん企業が入ってきてまた2期工事が始まるという予定でいるということでございますので、できる限り、難しい問題がいろいろとあると思います。この議会でも議論になっているところもありますので、いろいろ難しいことはあると思いますが、今、民間として動いているこの元気のある力をできる限り発展をさせていただきたいと思います。と申しますのも、企業が元気でなければ、やはり市民の税金、法人税ですとか市民税、そういったものも上がっていかないというふうに思っております。それが行く行くは市民に関しまして、何の議論をしておりましても座間市は財政困難だということに、どうしてもぶち当たります。それで、やはりその中で私としまして考えたのが、やはり商工業の振興がなければいろいろな施策を考えてみましても、お金がなくてできないということに常にぶち当たってくるわけでございます。それはもう私の個人として感じていることでありまして、皆さんももちろんそのことは感じていらっしゃると思いますので、せっかくこういった民間の元気な動きがあるときでございますので、その支援をやはり行政として敏感にとらえていくことが重要だと私は考えておりますので、ぜひ中丸地域の方の土地利用の再検討、そしてまたSIP座間へのアクセス道路などに関して動いていただけたらというふうに、前向きに検討していただけたらというふうに考えております。
以上で、2回目の質問を終わらせていただきます。

○議長(小川成男君)  ───市長。
〔市長(星野勝司君) 登壇〕

○市長(星野勝司君)  いろいろ何かご要望も含めていただいたようでございますけれども、私の方からお答えをして、そのほか残りの部分は担当の方からさせたいと思いますけれども、パトロールの関係のさまざまなパトロール隊といいますか、ご尽力いただいているそういう方々、その把握というのはやっぱり全体をとらえなければまずいだろうと、私もそう思います。全体把握に努めてみたいと思います。
それから、県のホームページのお話ですが、お持ちになった表を見させていただいて、何で県の方へ報告していないのかなという、そんな考えです。こんな線が引いてあって少ししか書かれていない。いっぱいあるのですよね。今後気をつけたいと思っております。それで、やっぱりしっかりと登録して、ホームページですから対応すべきだと思いますから、対応したいと思っています。
さらにまた、市民アンケートの関係ですが、行政評価の満足度アンケートだと思います。この関係は2年に1回行っているわけでございまして、18年、それからまた20年に実施をさせていただく考えでございます。基本はやはりまちづくりを進めるためのアンケートと、こういうことでご理解をいただければありがたいと思います。
それから、SIP座間の先ほど都市部長から答弁をいたしたわけでございますが、2期工事が予定されているようだということでございますが、それは予定されているのかもわかりませんが、昨日もお話を申し上げましたように、私どもにはまだ正式に事前協議すらも何もないわけでございまして、その辺は正確にしておきたいと思っております。
さらに、先ほど市道16号線の歩道等の関係、お話もあったわけでございますが、先ほど部長が答弁しましたように、Pという企業の関係、これは正式に協議が近々来るのではないかと思っておりますもので、その節は協力をお願いはしてみたいと。その協力の内容はどうかはわかりませんが、ご協力をいただけるかどうか。それはやはり私どもとしてもその協力をお願いする必要性は認識をしていますから、お願いはしていきたいと思っています。
それから、中丸地区の土地利用のお話とか、それからSIP座間のアクセスの関係等をお話しいただきましたけれども、中丸地区の土地利用の関係もそんなに速やかにできる問題ではありません。今、土地利用研究会の方々と私どもの都市部と、さらにまた農政とさまざまな形での意見交換などもさせていただいておるわけでございまして、今後とも研究はしていきたいと思っておりますし、それからまたSIP座間のアクセスの関係は、先ほど部長から答弁しましたとおりでございまして、速やかなアクセス道路は今後の全体のあの地域のまちづくりの考え方の中で基本的には考えていくことになると思っています。
あと、残されたことについては、担当の方からご答弁を申し上げます。

○議長(小川成男君)  ───市民部長。

〔市民部長(加藤幸雄君) 登壇〕

○市民部長(加藤幸雄君)  2回目のご質問で、市長がご答弁させていただいた部分を除きまして、答弁をさせていただきます。
まず第1点目の県のホームページの関係でございますが、その空欄になっている部分、ご指摘もございましたが、たすき等の作成につきまして、16年、17年と実施をしているということでございます。これは、たすきは総数で1,000枚つくっております。
あと、青色回転灯の関係につきましての要綱でございますが、これにつきましては先ほどご答弁させていただきましたように研究をさせていただきたいと考えております。ただ、この青色回転灯の設置許可につきましては、先ほど警察署長と申しましたが、警察本部長の許可が必要になります。道路運送車両法の保安基準の関係の要件を満たすかどうかという部分について、警察本部長さんからの証明を受ける必要がございます。これには3点ほど要件がございますので、そういった部分をクリアする必要があるというふうに承知をしております。
以上でございます。

○議長(小川成男君)  ───環境経済部長。

〔環境経済部長(座間幸一君) 登壇〕

○環境経済部長(座間幸一君)  佐藤議員さんの再質問の関係でございますが、商工関係の調査、検討会を早期に実施してほしいというお話をいただきましたが、今後その必要性等を精査しながら、まず関係機関との意見交換を行い、連携・強化を図りながら対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

○議長(小川成男君)  再質問ありませんか。───佐藤弥斗議員。

〔10番(佐藤弥斗君) 登壇〕

○10番(佐藤弥斗君)  ご答弁ありがとうございました。
最後に1点だけ質問させていただきたいと思います。今、市民部長の方から警察本部長の証明を受ける必要があり、3点ばかりクリアをしなくてはいけないことがあるということでしたが、その3点というのはどういう内容なのかということについてお聞かせをいただきたいと思います。
以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。

○議長(小川成男君)  ───市民部長。

〔市民部長(加藤幸雄君) 登壇〕

○市民部長(加藤幸雄君)  これにつきましては、許可条件といたしまして、まず都道府県または市町村からの依頼といいますか、承認があるということ。あるいは、都道府県知事、警察本部長、警察署長、市区町村長から防犯活動の委嘱を受けた団体、またはこれから委嘱を受けた者により構成される団体その他の組織。それから、3点目として地域安全活動を目的として設立された民法第34条の法人もしくは特定非営利活動法人、地域活動、防犯法人、または地方自治法第260条の2第1項の市区町村長の認可を受けた支援による団体、認可地縁団体で、この1から3のいずれかから防犯活動の委託を受けた者という条件がございます。
以上でございます。

○議長(小川成男君)  以上で、佐藤弥斗議員の一般質問を終わります。

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