平成19年第1回定例会(第4日)

—座間市ホームページ会議録より抜粋—

開催日:平成19年 3月 2日
会議名:平成19年第1回定例会(第4日 3月 2日)

○副議長(池田徳晴君)  おはようございます。
ただいまの出席議員は25人で定足数に達しております。
これから、本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおり定めましたのでご了承願います。
日程第1、一般質問を行います。
通告書に従い、順次質問を許します。
最初に、10番佐藤弥斗議員。

〔10番(佐藤弥斗君) 登壇〕(拍手)

○10番(佐藤弥斗君)  皆様おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、議席番号10番佐藤弥斗、ただいまより通告に従いまして一般質問をさせていただきます。一般質問に入ります前に、私事で大変恐縮でございますが、皆様に一言御礼を申し上げたいと思います。過日、とり行われました、前議員でもありました主人の葬儀におきましては、議員の皆様、そして市長始め市職員の多くの方々にご参列、また弔電などのお心遣いをいただきまして本当にありがとうございました。主人は皆さんもご存じのとおり家業を継ぎ大工さんをしておりましたが、さまざまないきさつから議員にならせていただきました。自分にとって議員は心から生きがいを感じることのできる職業だと主人は申しておりました。あがり症の主人が真っ赤な顔をして汗をかきながらこの壇上から一生懸命つくった原稿を読み上げている、皆様に訴えかけている姿をきのうのことのように思い出されます。市民の皆さんの現場の声を市政に届けたい、そして、皆さんと一緒になって力を合わせてよりよい座間市をつくっていきたいというその一念で市政に取り組んでまいりました。その姿勢を私も心としましてこれからも市政発展のために一層の精進努力をしていきたいと存じておりますので、今後も何とぞ皆様ご教導を賜りますようによろしくお願い申し上げます。
それでは、一般質問に入らせていただきます。質問要旨は、協働のまちづくりについて、ゴミ行政について、教育行政についてでございます。まずは、協働のまちづくりについて伺ってまいります。公募による3名の委員さんと、各方面から代表の委員さん11名の計14名の委員さんで構成されたまちづくり懇話会よりの提言書に沿った形の「協働まちづくり条例」も今議会に上程されております。今後、協働のまちづくりを進めていく上での取り組みについて伺ってまいりたいと思います。上程されております予算書にもございますが、ボランティア活動等の支援として奉仕活動指導者等災害補償事業費191万6,000円とございます。平たく申し上げますと、ボランティアをする方々の保険でありますが、どのような種類のボランティアをする方々の保険なのかについてお伺いをいたします。また、各部署でいわゆるボランティア保険というのに加入をしていらっしゃるかと思いますが、その数と金額をお示しいただきたいと思います。また、重立った部署などもあわせてお伺いをいたします。市内にはボランティア協議会というものが設立されておりますが、この協議会はどこの部署が音頭をとられてできた協議会で、どういった種類のボランティア団体の方々が所属しているのかということをお伺いいたします。各部署にボランティア団体の方々が配置というか、それぞれに所属をされているかと思いますが、市民部協働まちづくり課としてそれぞれの方々の把握はされていらっしゃるのでしょうか。お伺いをいたします。
先日の総括質疑でも、政和会の曽根団長が触れておられましたが、過日、政和会では刈谷市に伺いボランティア活動支援センターの視察をしてまいりました。刈谷市では、各部署がそれぞれにかかわるボランティアの団体の把握もなされておられますが、このボランティア活動支援センターでも一括して情報が得られるようなシステムをとっております。パソコンではボランティア団体の紹介やPR、市役所の各部署、そして市内の各施設、企業などからもボランティア活動の人員の募集が随時できるようになっております。また、パソコンが苦手な方に対しましてはペーパーで、紙でそういったお知らせができる、ご案内ができるようになっております。ですから、何かボランティアがしたいと思いましたら、まずこのボランティア活動支援センターへ行けば自分がやりたいボランティアを探すことができる仕組みになっているのです。もちろん、直接行けなくてもパソコンで情報をとり、パソコンで直接申し込みをすることができるのです。
さて、座間市に目を移します。ボランティアをする方々より、よくこんなご意見をいただきます。市政にかかわるボランティアをしたいと考え協働まちづくり課に伺えば何かしらの答えが出ると思っていたのだけれど、そうではないんですねというものです。現在、協働まちづくり課では自治会関係やコミュニティセンターなどの業務、今回の条例に関します諸手続などがなされておりますが、今後市民のボランティア活動を総括的に把握されることが必要だと考えます。そのことに関しますご所見をお伺いいたします。
次は、ゴミ行政についてです。政和会では、刈谷市とともに豊橋市にも伺い、豊橋市では530運動について視察をいたしました。豊橋市は530運動の発祥の地でもあります。東部丘陵地帯に多くの方が訪れていただきたいとの願いから、豊橋山岳会と豊橋自然歩道協議会とが中心になって自然歩道が整備され、多くの観光客の方が訪れました。しかし、その観光客が山に大量のごみを残し、山はごみでいっぱいになってしまったといいます。この悲しい現実に、当時の山岳会会長であった方が530運動の推進を訴え、昭和50年7月に市内43団体からなる官民一体の530運動推進連絡会が設立されました。ことしで25年目を迎えるとのことで、今や30都道府県に波及しており、その推定人口は2,200万人を超す方々が参加されているということでございました。そしてまた、平成14年4月には、他の清掃関係の市民ボランティア団体と市で行っていたごみなどに関する二つの協議会という四つの団体で530運動環境協議会を結成したとのことです。協議会では小・中学校での環境教育はもちろんのこと、幼児教育として幼稚園や保育園などにもビデオなどを作成して積極的に取り組んでおられるということでした。市民の利便性を考慮し、市内2カ所の大型店舗付近に古紙・布類を午後1時から午後3時まで回収しているリサイクルステーションを設置し、また、瓶や缶の回収ボックス、ペットボトルなどの回収ボックスを公園や公共施設に設置しておられます。
座間市におきましてもごみ50%削減を目標に取り組んでおり、当市は全国でもごみの排出量が少なく、2006年のデータパックによりますと、ごみの排出量の少ない順位で全国95位を誇っております。しかし、私は何度か一般質問などにおいても提案をさせていただいておりますが、あと一歩の積極的な対策があるとより一層ごみの減量が進むのではないかと考えております。現在、地球は温暖化の危機にも立っておりますことも考え合わせますと、市民を巻き込んだより啓発的な事業の必要性を感じております。
市内には、ごみ削減などを積極的に取り組んでいる店舗もございます。レジ袋の料金を加算したり、レジ袋が要らない方のポイントを加算するなどのシステムを行っている店舗や、肉や魚、またお酒などをはかり売りしている店舗などもございます。また、全国的にはマイバッグや、最近はマイかごというのが出てきたようですね。マイかごなどを販売している取り組みも行われております。こういった積極的にごみの削減を協力している店舗を、ごみ削減協力店などとし、ネーミングはもっといいネーミングがあるかと思うのですが、認定をしてそのマップを作成したり、市民にごみ削減や省資源などをテーマにしたマークを公募し、そのマークをそういった店舗の店頭に張らせていただきまして市民の方々に周知をしていくなどの方法もあるかと思います。そういった積極的な取り組みに対します当局のお考えをお伺いいたします。前任者も不法投棄の現状などについて伺っておられましたが、市内の特定箇所では不法投棄が常習的にあり、当局で処分できる場所に関しましては撤去していただいております。また、看板や防犯カメラの設置などにも取り組んでいただいておりますが、なかなか解決しない問題であると認識しております。モラルの低下が一番の原因であると思います。母親学級や学校教育、幼児教育などにおきまして積極的な啓蒙活動をまず拡充していただきたいという要望を申し上げます。そして、不法投棄を撤去した後の再発防止策として国土交通省が利根川河川敷に神社の鳥居のミニチュアを設置したところ、効果を上げているということでした。富山県の滑川市、あと、高知県なども同様にしたところ、効果が上がっているということです。ちょっとこんな感じの小さなミニチュアを設置しているところがございます。座間市でも同様の取り組みをしてみてはいかがかと考えるのですが、当局のご所見をお伺いします。何か、以前ちょっとテレビでやっていたのですが、鳥居、これはちょっとあれなのですけれども、長さを、やっぱり設置している人に罰が当たるといけないというので長さを同じにしたりとか、そういういろいろと工夫をしているということでしたが、そういう工夫をされるのも一つの方法かと思いますので、ご所見をお伺いいたします。
次に、教育行政について伺ってまいります。全国的にいじめなどによる自殺や、また、いじめにより死に至ってしまうという悲しい事件が相次いでおります。今現在、同じ時代に生きている大人としてそういったお子さんたちを守りきれなかった環境をつくってしまっていることを私自身、心から反省をいたしております。また、尊い命をなくしてしまった子供たちが伝えようとしているメッセージを重く受けとめ、そういったことを何としても食いとめたいと強く思っております。
私事で恐縮なのですが、実は私自身も小学校時代にいじめを受けていた経験がございます。当時、造形作家という芸術家の変わり者の父ですが、そういう職業だったため収入は安定しておりませんでした。それにもかかわらず、貧乏の子だくさんと申しましょうか、我が家も四人兄弟でありました。そういった環境からきれいな(「失礼なこと言うなよ」と呼ぶ者あり)貧乏じゃなくても子だくさんの人はたくさんいますが、うちはそんな状況でした。きれいに身なりを整えることができなかったことがいじめの引き金になったというふうに記憶をしております。あと、食べることにも困っていたようなことがございましたので、そういった環境がありまして、それがいじめの引き金になったと記憶をしております。当時のいじめは現在のように陰湿なものではありませんでした。友達もおりましたし、放課後などは男女、また年齢問わず遊んでおりましたので、全く孤立をしていたということではありません。靴隠しや上履きに画びょうを入れられたり、ノートや教科書を破られるなどといったことはありませんでした。ですが、一部のお友達にひどい言葉の暴力を受けたり、ちょっとしたけがをさせられたり、クラスや学年全体的には、私、旧姓が幸村というのですけれど、幸村菌とか言われておりました。先生方の間でも当時問題になりまして取り上げられ、両親は先生からアドバイスを受けていた記憶がございます。当の本人の私ですが、今と同じでさほど深刻にはとらえておりませんでした。でも、そんな私でもやっぱり自殺をしたらみんな気づいてくれるかななんていう考えが頭をよぎったこともあります。私の母は、自分自身が変わらなければ周りも変わらないし問題は何も解決しないということを母自身が徹底して実践しておりました。ですから、私も自然とそういう考えが身についておりました。自分自身が明るくなり、積極的に物事に取り組むようになりましたら、次第にいじめがおさまっていった覚えがございます。いじめられていたことにより人の痛みがわかるようになりました。そして、いじめてくれていた子たちへ感謝すらできるようになっていました。そんな経験もございますが、もちろんその経験が現在の教育現場で起きている問題にすべて当てはまるとは考えておりません。そしてまた、問題は以前に比べより複雑になっている現状も、市内の公立小・中学校に子供を通わせている保護者として把握をしているつもりでおります。
当市におきましては、この問題について全国的に深刻な事態を招き出してからかなり迅速に市長、教育長のいじめに対する緊急アピールや電話によるいじめの相談、いじめホットラインの創設などの積極的な行動をとっていただきましたことを心から感謝申し上げます。しかし、それ以降いじめは減少したのでしょうか。私の知る限りでは、もちろん減少した学校もあります。事態が改善されたということも多く耳に入っております。ですが、まだ解決していないことや新たに発生したいじめなども聞いております。私は、いじめの第一歩の行為として、まず靴隠しがあると思います。小・中学校において靴隠しが日常茶飯事的に起きている学校も少なくはないと思います。教職員、そして教育委員会、そして何より保護者はいじめの初期段階ともいえる靴隠しを見過ごさず、だれがやった行為なのかをきちんと解決していかなくてはならないと考えます。それはもちろん、靴を隠された子供がなぜそういうことを自分がされたのかはっきりわかることが一番安心することだと思うからです。そしてまた、靴隠しをやった子供というのは何かしらのストレスを抱えていることが多く、その部分を解決していかなくては問題はさまざまな形で繰り返されるのです。金子教育長はつい先ごろまで中学校の校長先生をされておりましたので、私が申し上げているような市内の教育現場の現状はよくご存じだと思います。ですから、今後の取り組みを大変期待をしております。やはり現場の実情に応じた施策、そしてまた、大人の熱意が子供たちや保護者に伝わるような施策を展開していかなくてはこの問題は解決していかないと考えております。
私は、以前より教育現場の人員の絶対的な不足を申し上げ、教職免許を持った教育ボランティア制度の導入やさまざまな問題を抱えた子供たちやその保護者へのカウンセラーの配置などを提案申し上げております。座間市におきましてもチームを組みこういった問題に取り組んでおられますが、さきの総括質疑におきましても前任者からスクールカウンセラーと教職員との連携が図れていないところが一部あるようだというご指摘や、また、昨日の一般質問におきましても小学校へのスクールサポーターの導入などのご提案もございました。今後も教職員、カウンセラー、ボランティア、各相談機関、また保護者といった連携をより深め、チーム体制の拡充をより図り人員を十分に配置し、より強固なシステムにしていただかなくてはならないと考えます。以前の一般質問などの答弁でも教育ボランティアなどの制度に関しましては、現在、前向きに研究をしてくださっているということでございましたが、新しい教育長をお迎えいたしましたし、今議会にも上程されております予算におきましても県支出金として問題を抱えた子供等の自立支援事業委託金などの計上もなされておりますので、この際ですから、今お話ししたことへの教育長のご所見とさまざまな問題を抱えた子供たちへどのような熱意と決意をもって臨まれるのかをお伺いいたします。
平成16年より現在の前期・後期選抜という高校受験制度になりました。ことしで3年目となり、前期選抜とは調査書と面接などで合否の判断される以前の推薦のようなものです。2学年と3学年の9教科の評点や3年間の部活動や委員会活動、校外でのクラブチームにおける活躍やボランティア活動、その他の活動などが調査書に記載され、その項目がポイント化されます。そのポイントと面接とにより合否が決定するのです。ポイントのつけ方は学校により特色があります。部活動や委員会活動に重きを置いている学校、芸術活動に重きを置いている学校、ボランティア活動や福祉方面に重きを置いている学校などさまざまです。面接も、最近では数名でチームをつくり寸劇をするなどユニークな学校もございます。後期選抜とは、試験の点数と調査書の学習記録により合否が決定するものです。今年度の県立、市立を合わせた公立高校の一般入試の募集定員は3万9,733人で、前期試験で合格した生徒は1万8,099人だったということで、募集定員に対します約45.5%の生徒が前期選抜で合格をします。2月上旬にクラスの4割程度の生徒は前期選抜や私立などに合格をし、進路が決定します。進路が決定した生徒は、浮き足立ち、授業に集中ができず、クラス全体が落ちつかない雰囲気になっていると伺います。後期選抜の生徒の中には、前期選抜に落ち、精神的にショックを抱え後期選抜に臨む生徒もおります。後期選抜は、前期選抜の合格発表の約1カ月後ですので、その間クラスの4割近くが浮き足立った中で後期選抜、また定時制の生徒など、就職は中学校なのでさほどいないかと思いますが、そういった生徒が、志望している生徒は、その浮き足立った落ちつかないクラスの中で約1カ月間を過ごしております。ですから、後期選抜の生徒というのはいらいらして過ごしたり、中には中学校を欠席して家庭や塾で学習をしているという生徒までいるというふうに伺っております。この制度自体は国より示されております個性を尊重した他段階選抜という考え方から発している制度であり、多角的な面で評価され、高校に入学することができる制度ですので否定するものではありません。試験の結果のみでなく、3年間地道に努力してきたことが評価されますので、よい制度だと考えております。しかし、後期選抜や定時制を受験する生徒の中学校生活を考えると、何か改善をしなくてはいけないのではないかと考えておりますし、また、多くの保護者の方々や長年市内で塾の講師をしていらっしゃる方などから私のところに多く、どうにかならないのかしらという意見が寄せられております。クラスの雰囲気や他人を思いやる気持ちなどの面で何か考えていかなくてはならないのではないかと考えます。高校入試の制度ですので、市でどうにかできることではございません。市の教育委員会として県へ要望などを上げることなどは可能だと思いますし、子供たちや、何より保護者への啓発やクラスを落ちついた雰囲気で過ごせる工夫は中学校でもできると思いますので、現在の県立高校の入試制度に対します教育長のご所見と、市内の中学校の全体的な状況がいかがなものなのかということをお伺いいたします。
最後に、成人式のことについてお伺いをしたいと思います。実は、私の成人式は出身が千葉県の鴨川市なのですが、当時相模大野でひとり暮らしをしておりまして、選択としては田舎に帰る、鴨川に帰って成人式に出席をするという選択肢もあったのですが、あえてひとり暮らしをしている相模原市で成人式に出席をいたしました。やはり一人の社会人として出発の日でありますので、親が用意した着物などを着て成人式に出席するというのは何か自分の中で腑に落ちないというか、納得しない部分がありまして、あえてそういう形で成人式に出席をさせていただきました。毎年、成人式に皆さんも多く出席されているかと思うのですが、ほとんどの成人の方は静かに厳粛に式典に参加されているかと思います。また、高校生が座間市の場合司会をされておりますので、そういう環境の中で、全国の中では比較的静かに式典に臨まれているのかなというふうに感じておりますが、一部心ない、自覚がないといいましょうか、成人の方々が携帯電話で話をしたり、お友達と大きな声で話をしたりということで、厳粛に行われているという言葉からはちょっとほど遠い式典だなというふうに感じております。そこで、成人の誓いがございますよね。その中で代表の成人の方が立って、そして皆さん、成人の方も新成人の方も立ってその決意を述べられるわけですが、そのときに、ああ、この成人式は意味があるんだなというふうに私はステージの上からいつも感じているのですね。それで、その姿を見たときに新成人の方々が手づくりで実行委員会形式などをとって成人式をされるとより一層いいものになるのではないかなというふうに感じております。新成人の方々に実行委員会形式で以前やられていたということもあるというふうに伺いましたが、以前、その実行委員会でやられていたとき、余りうまくいかなかったというお話も伺っておりますが、その際、どういった問題が起きたのかということをお伺いをいたしまして1回目の一般質問を終わらせていただきます。(拍手)

○副議長(池田徳晴君)  ───市長。

〔市長(星野勝司君) 登壇〕

○市長(星野勝司君)  おはようございます。佐藤議員からご質問をいただきましたから、お答えを申し上げたいと存じます。
まず、市民のボランティア活動に対する保険制度の点でお尋ねをいただきました。市民の方々がさまざまなボランティア活動をいただいているわけでありまして、地域社会活動を始めとして青少年の健全育成活動、さらには社会福祉や社会奉仕活動、ともにまた社会教育活動やさまざまな市の事業等にも多くの方々にご参加をいただいております。それぞれの分野をボランティアの方々がしっかりと担っていただいて、大変充実した活動を展開をいただいておりまして、大変ありがたいことと存じております。そこで、そのボランティアの保険の関係でございますけれども、これは保険の方の窓口の関係は、以前はそれぞれの担当で対応いたしていた経過もございましたけれども、今日は市民部の協働まちづくり課が一本化して手続等をさせていただいております。奉仕活動指導者等の災害補償事業保険ということに相なっております。平成19年の予算計上額でございますけれども、191万6,000円程度になっております。
さらにまた、ボランティア協議会の関係で、協議会の設立等への音頭とりの部署、また、どういった団体の方々が所属をしているかというふうなお話でございますけれども、今現在、組織化されております関係の個々の団体の方々が、例えば福祉関係のボランティア協議会が存在をいたしております。この窓口といいますか、事務局としましては、社会福祉協議会の方が対応をいただいておりまして、協議会の構成は、座間市社会福祉協議会ボランティアセンターに登録されている57団体、これは18年の4月現在でございますけれども、そのうちの21団体がこの協議会の構成をなされております。また、防災ボランティアもおかげさまで結成をいただいておりまして、これは市民部の環境対策課に事務局を置いております。20団体の方と個人61名の方々の参加で災害ボランティアの会が結成をいただいている状況にございます。
さらにまた、これらのボランティア団体の方々の把握につきましてでございますが、県からの特定非営利活動法人の設立認証の通知に基づいての現在市内のNPO17団体については把握をいたしております。また、平成18年度の協働まちづくり課で庁内各課で市民参加状況の調査なども実施をさせていただいておりますが、この中で各課で把握している市民活動団体の調査の結果に基づいて市民活動団体一覧表を作成をさせていただいておりまして、93団体の方々の把握をいたしております。
刈谷市のお話をいただいたわけでございまして、過日の総括質疑でもご質疑をいただきました。私としては、先進事例として勉強をさせていただきたいというご答弁を申し上げた内容は、いわゆるボランティア活動の状況が一目に、すぐにわかる。そういうインターネット、パソコン、それぞれの活用によって大変容易にして把握をすることができるシステムのお話をいただきました。そのことでよく勉強をさせていただきたいというお話を申し上げたわけでございますが、今後の中では当然団塊の世代の方々も社会に参加をしていただく、そういうことも非常に多くなっていく状況も予測をされますし、また、さらに市民の方々のボランティアの参加を高めていくということも言うまでもなく必要なことでもございますから、そのためのやはり市民の方々が容易に検索し、参加しやすいシステムはつくり上げていくことが必要だろうと思っております。そういうことで、その仕組みなどにつきましてもよく研究をさせていただきたいと存じております。
ごみ行政の関係で何点かお尋ねをいただいたわけでございますが、1点目の関係は、愛知県の豊橋市のお話がございました。具体的な内容としましては、いわゆるごみの減量化に向けてのそれぞれの商店、大型店等を含めた形での、いわゆるエコ協力的な内容のお話だというふうに認識をいたしました。この関係は、かねがねエコ協力店制度等の検討ということの議会の方からもお話をいただいた経過もございまして、それらを踏まえて担当として平成17年の7月に高座清掃施設組合の連絡協議会、お互いに3市でひとつ検討しようと、そんなふうなことで研究テーマを設定をして研究をしてきた経過は存在をいたしております。
また、その先進市の事例なども参考にしながら検討を重ねてきた経過もございます。その中で、大型店、いわゆるスーパー等の取り組みといいますのは、今現在、例えば市内12店舗程度座間市の市内には存在しているわけでございますが、最近の調査などもさせていただきますと、自主的な形で非常に対応していただいている内容がございます。例えば、12店舗のうち、いわゆるポイント制なども、レジ袋をお断りになったお客様に対してのポイント制、これももう既に12のうちの9店舗が対応をしていただいている状況がございますし、それからまた、レジ袋の有料制を実施されている店舗1店舗がございます。それからまた、資源物やトレーの回収など、これは12店舗全部がそれぞれ対応してくださっていると。大変その取り組みには感謝をするものでございます。こういう状況でございますけれども、ただ、いわゆる小規模の小売店の関係、この関係はやはりどこの市でも非常にご苦労なされている状況でございまして、それぞれの小規模の小売店の、いわゆる、失礼ですけれども経営能力といいますか、そういう部分、そういうものにも非常に課題もございまして、なかなかその辺をそこまでの普及というものも難しいという、そういう実態が存在をいたしております。いずれにしましても、お話がありましたようにこのごみの減量化の関係は市民を巻き込むということ、それはそうかもしれませんけれども、まずやっぱり市民お一人お一人が減量化・資源化の必要性、なぜ必要なのかと、その原点、いわゆるそこから一人一人が理解を示し協力をしてくださることがまず一歩ではないかと思っています。そういうことで、これからも引き続きそういう商店のご協力、さらには市民への啓蒙・啓発、そういうこともさせていただきながら行政としての努力をいたしてまいりたいと考えております。
さらに、不法投棄の関係でお尋ねをいただきまして、モラルの低下、例えばそれぞれの学校教育や幼児教育なども含めた積極的な啓蒙活動を展開する、そういう考え方を求められました。今まで私どもの方もさまざまな策を考えながら対応を進めているわけでございますが、なかなか残念なことに不法投棄が存在をしてしまっております。今後も市民やボランティア団体と相互協力しながら一層の努力を重ねたいと思っておりますし、啓蒙等につきましても広報やホームページ、看板の設置、さまざまな形で市民の方々の意識の高揚に努めてまいりたいと思います。ただ、学校教育、幼児教育、その中でのそういうことの啓蒙を図ることは私も必要な部分だと思います。ただ、その行為はだれがやっているかといえば大人がやっているわけです。子供は絶対やっていません。僕はそう思います。その大人のやっぱり姿、大人のモラルの低下、やっぱりしっかりと今もう一度私たち大人がそういうことをすることがいいのか、決して許されることではありません。もう一度やっぱり大人一人一人がそういう考え方の上に立って、改めて街をきれいにしていくと。そういうことの意識を高めていただきたい、こんなふうな考え方を持たせていただいております。
それから、国交省の利根川河川ですか、それからまた富山県の滑川のお話、いろいろございまして、鳥居まがいのいわゆる何か設置がされて不法投棄が非常に少なくなっていると。恐らく何か心がとがめるのでしょうね。やっぱり人間として。もし、もしですよ、私もよくわからないですけれども、そういうことの減少があるとすれば、何か人として心がとがめるがゆえに不法投棄をしないようなことが生まれてきているものと思っております。ただ、といって、ではやりましょうというわけにはなかなかいかないわけでございまして、そういうことも含めてやっぱり私どもとしてはさまざまな角度から、さまざまな方法論をあわせてこれからも検討しながら防止に努力をさせていただきたいと存じております。

○副議長(池田徳晴君)  ───教育長。

〔教育長(金子槇之輔君) 登壇〕

○教育長(金子槇之輔君)  佐藤議員さんから教育委員会へ何点かご質問をいただきましたので、お答えをいたします。
まず、いじめ問題でございますが、このことにつきましては子供たちの人格の発達と人権尊重の精神の育成の上からも見逃すことのできない重大な問題であり、学校教育の基本にかかわるものであると、そのような認識を持っております。座間市といたしましては、10月25日から「子ども『いじめ』ホットライン」を開設し、いじめの相談に対応しております。その相談を受け、速やかに学校側に連絡をし、事実確認を行い、学校と連携を取り合いながらいじめ解決に向け対応しているところでございます。また、11月29日には市長と前教育長との連名による「『いじめ』について 保護者のみなさまへ」と「市内の小・中学校へ通うみなさんへ 強い勇気をもって」のアピール文を全児童・生徒及び保護者に配布し、いじめ防止への呼びかけをいたしました。このとき私は栗原中学校におりまして、全職員にそのアピール文を読み上げ、各クラスへ行ったときにそのアピール文を読み上げると同時に担任にいじめについての決意を話すようにと、このような指示をいたしまして、全クラス、いじめ問題、このアピールについて話をして渡したところでございます。
いじめ問題は、佐藤議員さんがおっしゃるように、靴隠しであるとか、からかいであるとか、思いやりのない言葉であるとか、小さなことを見逃してはならないというふうに考えております。初期段階で指導の手が入れば大きな問題にはならないものと考えております。靴隠しであるとかからかいであるとか思いやりのない言葉を言ってしまう児童・生徒も何かしらの悩みというか、ストレスがあるものと思っております。じっくりと子供たちの悩みや困っていること、そういうことに教師は敏感でなければならないと考えております。そして、一緒に話を聞いてあげること、また、一緒に解決の道を探し出すことが大切であると考えております。各学校には、いじめの実態を把握しやすいように校内体制の組織づくりをお願いし、一人の教師が抱え込むのではなく、組織として児童・生徒の指導に当たるようにしております。その組織の中には校長、教頭、学級担任、学年主任、児童・生徒指導担当教諭は無論のこと、時には養護教諭やスクールカウンセラーも入り、一人一人の児童・生徒を複数の目で見るようにしております。また、今年度からは教育補助員の廃止、来年度には、19年度には学生ボランティアの廃止を予定しておりまして、よりきめ細かな対応に努めてまいりたいと思います。児童・生徒指導につきましては、家庭との連絡・連携も不可欠でありまして、さまざまな事柄につけて保護者と連絡を取り合いながら、学校には指導をお願いしております。また、さらに学校、家庭を支える地域社会に対しましてもさまざまな形で連携を取り合う中でこの問題の解決をしていきたいと考えております。
次に、県立高校入試制度につきましてでございますが、平成13年度に県民代表、学識経験者や学校教育関係者からなる入学者選抜制度、学区検討委員会が設置され、平成14年9月にこの協議会の第一次報告として「入学者選抜制度の改善について」が出されました。その報告を受け、県教育委員会が今後の入学者選抜制度の改善について検討を進め、さらに幅広く県民からの意見を聞き、平成15年2月に策定した「神奈川県公立高等学校入学者選抜制度改善方針」に基づき、平成16年度よりこれまで以上に一人一人の個性に応じた入学者選抜制度になるよう、また、高校の再編整備を踏まえてみずからの進路希望に基づいて特色に応じた学校選択が可能になるように実施をされております。そのため、それまでの推薦入学と学習検査等に基づく選抜から学力検査を伴わない前期選抜と学習検査等による後期検査の二つの選抜に変わったわけでございます。ご指摘がありましたように、前期選抜で合格した生徒が周りの生徒に対しまして配慮を欠くような面が見られるということについては、これは私もあり得ることかなというふうに思っております。3月1日、きのうは後期の発表でございました。前期と後期の間に少し間があるものですから、合格した生徒はどうしても気持ちが緩むというようなこともあるかと思います。学校では、進路が決定した生徒に対してまだ決まっていない、後期を受けるそういう生徒に対する配慮ということについてしっかりできるように、そのような指導をしている状況でございます。また、教育委員会といたしまして、前期と後期の時期をもう少し狭めることはできないだろうかということとか、また、3年生の授業時数の確保のために入試の実施時期を検討してほしいというようなことで、入試制度の改善に向けて機会をとらえて県へ要望してまいりたいと思います。
次に、成人式の関係で2点ほどご質問いただきました。私、ことし成人式に出席して感じましたが、子供たちが学校を卒業してそれぞれの道で身につけた多様な価値観の存在を知り、実社会の厳しさや難しさを再認識して、その立派に成長した姿に大変感動したところでございます。1点目は、過去に開催された実行委員会形式の成人式についてお尋ねをいただきました。たしか、平成11年度でございましたでしょうか、成人者による実行委員会形式で実行委員を公募いたしました。しかしながら、集まりませんでして、学校にお願いをいたしまして推薦をいただいた経過がございます。その実行委員会も実行委員の皆さんから積極的な意見を出すというようなことがなく、青少年課主導で実施をいたしました経過がございます。
2点目は実行委員会形式を導入したらどうかということでございますが、新成人の祝いのあり方についてそれぞれお考えもあると思いますが、これまで幾度も試行錯誤をしてまいりました。成人式には単に20歳になったことを祝う行事ではなくて、新たに成人としての権利や責任、義務が生じてまいります人生の節目としての式典であるという認識を持っております。厳粛なる儀式でありますので、この趣旨を基本にこれからもとり行ってまいりたいと、このように考えております。ご理解をいただきたいと存じます。

○副議長(池田徳晴君)  再質問ありませんか。───佐藤弥斗議員。
〔10番(佐藤弥斗君) 登壇〕

○10番(佐藤弥斗君)  一定のご答弁、ありがとうございました。基本的に、前向きに検討していただけるものやら、取り組んでいただけるものだというふうにとらえております。ありがとうございます。
それでは、再質問をさせていただきます。まずは、協働のまちづくりのところでボランティア保険のことなのですが、何か説明でわかったようなわからないようなところがありまして、一応ボランティアをしている方々の細かく種類などもちょっと聞いたつもりだったのですが、総括的に事業の見直しをされ、各部署に合ったものも総括的に見直しをされて市民部で一本化をされた保険だというふうに答弁をいただいたものだと思います。ちょっと細かくなるのですが、例えば、市内のある小学校では朝自習の時間に保護者の方とか、あと、その学校にはいないのですけれども、子供は卒業しているのですが校外の方といいましょうか、地域の方ですとか、あとほかの学区に通っているような子供のお母さんですとか、そういった方が朝自習の時間に子供たちに本の読み聞かせをしている有志の団体もございます。週に1回子供たちに本の読み聞かせをしている本読み隊というような団体もあるのですが、こういった活動はこのボランティア保険には適用されるのでしょうか。といいますのも、以前にパトロール隊のときに普通の、通常のパトロールというのはこのボランティア団体に適用するというふうに言われたのですが、例えばウオーキングをしているときに帽子をかぶってパトロールも兼ねているとか、犬の散歩をしながらパトロールをしているという方も、中には自分の活動としてしていらっしゃる方もいるのですね。そういう活動はどうなんですかというふうに伺ったときに、ながら活動といいましょうか、どっちが本旨だかわからないというようなことでこのボランティア保険の対象にはならないということを担当の方から聞きましたので、この保険の対象になる事業というか活動と、そうではない活動というのがあると思うので、そのことについて伺わせていただきます。
また、まずごみを捨てないという市民の自覚を持っていただくことが一番大切だというご答弁がございました。昨日の答弁の中でも市役所におきまして一袋運動をされているというご答弁がありました。職員の方々に袋を持って帰っていただいて歩いていく中でごみがあったら拾っていただく、本当に座間市らしい、星野市長らしい地道で、まず自分の姿勢を正して、そしてそういう問題に取り組んでいくというその姿勢に私も大変感銘を受けました。本当にそういう姿が何よりこの世の中で起きているさまざまな複雑な問題がありますが、そういう姿勢が何より一番大切なのではないかと思います。大人のモラルの低下が一番の問題だということでございます。この間の一般質問のときも、前回の一般質問のときもこんなお話をさせていただいたかと思うのですが、大人を教育するというのはなかなか、自分自身も含めて長年の習慣などもありますし、難しい部分があるのかなと。ですから、だからこそ子供を教育をしていくということが大切なのかなと思います。今、モラルがないと言われている大人たちもかつては子供で教育を受けてきたはずなのですが、そういうモラルというものを、道徳の教育というものが忘れ去られてきたからこそ、今、このような現状があるのではないかなと、そういう根本的な問題をとても感じますので、ぜひ、そしてまた、子供がやっていると大人は、子供がやっているんだからやらなくちゃというような、やっぱりそういう気持ちになると思うのですね。だからこそ、子供の教育をまず第一に考えていただけたら、もちろん大人が変わることが一番なのですが、それも考えていただきたいと思います。
いじめ問題に対しましては、大変前向きにご答弁をいただいたと思っております。それで、対処的な用法、私も対処的なことというのを申し上げておりますが、いじめの問題に関しましても、やはり根本的な問題を解決していくということも対処的な用法と両立させて根本的な問題を解決していくということも考えていかなくてはならないと思います。根本的な問題というのは何だろうというふうに考えたときに、やはりまず保護者、親がまず変わらなければ変わらないというふうに思います。今、ベストセラー、話題になっておりますが、「鏡の法則」という本を皆さんお読みになった方もいらっしゃるかなと思います。その本の中で息子を持つ母親が、息子がいじめに遭いカウンセラーの方に相談に行くのですが、カウンセラーの方はまずお母さんの考えの中に息子さんがそういう人に責められるようなことに遭っているということはお母さんの考えの中にだれかを責めていませんかというようなことでいろいろと聞いていって、結局お母さんの心持ちといいましょうか、お母さんの気持ちが変わって、そうしたらその問題が解決していったという、そういうお話です。ですから、根本的な問題の解決、それはどういうふうにしていったらいいのかなかなか難しいところだとは思いますが、私が市内で起きているそういった問題に直面するときにちょっと感じますのは、本当に学校の先生たちは一生懸命にそういう問題に取り組んでおられますし、本当に時間もない中で子供や親に気を使いながら一生懸命取り組んでいらっしゃるというふうに感じます。親になかなかその情報といいましょうか、現実の問題というのが耳に入らないことが多いというふうに感じますので、できましたら保護者の方を巻き込んで何かしら解決をしていくような方法をしていけたらいいのかな。もちろん、私たち保護者も積極的に学校の方にかかわっていかなくてはいけないと思うのですが、そのことについていま一度根本的な問題の解決策というところでお伺いをいたします。
また、成人式についてですが、実行委員が集まらなかったということです。それで、なかなかそれは大変なことだと思うのですね、当局の方も。手間もかかりますし、大変なことだと思うのですが、やっぱり成人式の意味というものもあると思います。なくしたらいいというような意見もございますが、大人としての自覚、やっぱり全部同じ問題になってくるかと思うのですが、大人としての自覚を持たせるという意味でも成人式というのは私は大変意義深いものだと思っております。大人としての自覚を持たせるためにはどうしたらいいのだろうというふうに考えたときに自分たちで実行委員形式をとって、そんなイベント的な派手なものをしなくてもいいと思います。もちろん。だれか芸能人を呼んだりとかそういうことはいいと思いますが、さまざまな環境の中で成人式に出られている方もいらっしゃいます。毎年見受けられるのですが、お子さんを連れて成人式にいらっしゃる方もおります。そんな中でやっぱり、ああ、社会人として一人前になったんだということが自覚できるような、そんな成人式であるならば意味があるのではないかなと思いますので、ぜひ成人式のあり方についてもう一度考えていただけたらありがたいと思います。
以上で2回目の質問を終わらせていただきます。

○副議長(池田徳晴君)  ───市長。

〔市長(星野勝司君) 登壇〕

○市長(星野勝司君)  佐藤議員から再質問いただきました。具体的なボランティア保険のお話をいただいたわけでございますが、基本的な部分ですけれども、まず継続的な形とか計画的な形とか公益性のある、いわゆる直接的な活動のもしくは市民活動と、こういう一つの範囲があります。非常に抽象的ですけれども、そういう範囲があります。それがまず一つの範囲としてご理解をいただきたいと思いますが、その中で、例えば学校の朝自習のお話がございましたけれども、いわゆる簡単に一言言えば佐藤議員さんのお話ですと、ご自分のお子さんはいないというお話でしたか。もしご自分のお子さんがいる学校ということになると、大変見方としては自助活動というふうに見られるという見解なのです。ですから、ご自分のお子さんがいない、その学校にいない、そういう場合もしくはほかの学校にその方が活動してくださる、そういう場合には適用がされると、こういうことです。ですから、今お話ししましたようなことでご理解をいただきたいと思っています。例えばの話ですけれども、PTAの活動として取り上げて、福祉とか、それから奉仕活動という、例えば児童と一緒に川のごみを拾うとかPTA活動として決定をする、そういう場合には適用がされるということになります。そういうことで、それぞれのケース、事例によってはやはり判断をする必要性があるのではないかなと思っています。
それから、ごみのお話もいただきましたけれども、佐藤議員さんとしては大人は長い習慣があるからなかなか変えられないだろう、そういうことで片づけられたら子供は迷惑ですよ、はっきり言って。やはり難しいことで片づけてはいけないのではないのかと。やっぱり何でその行為があるのか私なりに考えると、やっぱり粗大ごみの捨てられている対象物というのはある程度しっかりと負担していただいてやればできる処分物ですよ、簡単に言えば。それがされていない。何のためなんだろう。経済的なことに一言で片づけられてしまうのは非常に複雑な思いであります。やっぱり多少の負担をして今まで自分が使ってきたそういうものを、やはりしっかりと自分の負担で、責任で処分する、これはやっぱり大人の責任ではないですか。私はそう思いますよ。ただ、それができていない。そこに現実に残念なモラルの低下が存在していると。もう本当に訴えたい気持ちで、そういうこともやはりこれから啓蒙・啓発を強化していきたいと思っております。子がやっているから大人もというようなこともお話がありましたけれども、大人の心が変わるのではないか。情けないですよね、はっきり言って。率直に申し上げてそう思います。

○副議長(池田徳晴君)  ───教育長。

〔教育長(金子槇之輔君) 登壇〕

○教育長(金子槇之輔君)  いじめ問題に係わってもっと根本的な問題ということで、議員さんからは保護者が係わらねばと、また、親を巻き込んでというようなご発言がございました。私は学校の中でいろんな、例えば問題行動が起きたとかそういったときに、私自身も反省というか、その意味も込めてなのですが、教師というのはどうしても子供を何とかすればと、子供さえ何とかすればとどうしても思ってしまうと。しかし、その子供をよくするためには親であるとかあるいは地域と、そういうことともっと連携をしていく。例えば学校で何か事件があったと。これは保護者にきちんとその旨を話さなければいけない。PTAの場合で言う場合があるときには臨時の保護者会を開く場合もあるだろう、そういうことをきちんと学校長は判断をして、これは説明をしなければいけない。どこまで説明するか、きちんとそういうことをまず学校が考えることがこれから求められているのかな、そういう意味で、これは教員の意識改革にもかかわるものかなというふうにお聞きしまして感じたところでございます。そういう意味でもっとそういう意味での開かれた学校ということをこれからも進めてまいりたいというふうに考えております。
それから、成人式でございますが、大人としての自覚を持ってもらいたいと。これは私も議員さんおっしゃるとおりということでございます。今まで成人式が新聞、テレビにいろいろな問題で取り上げられて以降、他市でございますけれども、市でもさまざまな形で工夫をしたいという形でやっと今の段階に落ちついているというか、私は今までよりも大分よくなってきたのではないかなというふうに私自身は感想を持っているわけでございますけれども、議員さんおっしゃるその大人としての自覚を持ってもらいたいという気持ちは私も同感でございます。ですから、これからの成人式についてはそういうことも考えながら、いろいろな形でまた勉強しながら考えていきたいというふうに思っております。

○副議長(池田徳晴君)  再質問ありませんか。───佐藤弥斗議員。

〔10番(佐藤弥斗君) 登壇〕

○10番(佐藤弥斗君)  一定のご答弁ありがとうございました。
まず、ボランティア保険の方でございますが、なぜこんなにしつこく聞くのかと申しますと、これから協働のまちづくりをしていくという中で、市民が安心してまちづくりに取り組める、ボランティアをやっていけるというところで、このボランティア保険というのは大切なものだと感じているからでございます。それで、自助活動でないPTA活動にはこのボランティア保険は適用するのかなというふうにご答弁の中で伺いました。なのですが、このボランティア保険をやっぱり市民の方々に周知をしていくことも大切な協働のまちづくりの一つだと思います。市のこれホームページなのですが、これ、ボランティア保険のことについて書いてあるページなのですね。それで、他市のもので大変申しわけないのですが、このボランティア保険のことについてこれだけの説明がなされております。先ほどPTA活動の中で自助活動でないものには適用するというようなお話がございましたが、これは皆さんもご存じのとおり、市民部の方で配られている保険のあらましについての説明であります。この中で地域社会活動という中に自治会活動、PTA活動、交通安全活動、清掃活動などというふうに説明書きがしてあります。活動の具体例ということであります。それで、今のご答弁ですと、PTA活動の中でも自助活動は対象にならないということになりますと、PTA活動のほとんどといったら語弊があるかもしれないのですけれど、例えば子供の下校時にパトロールをするですとか、校内の清掃をするですとか、子供たちにかかわることが多いのがPTA活動かなと。もちろん、子供と一緒に川の掃除をしたりとか地域のごみ拾いをしたりとかそういった活動もあるかと思うのですが、なかなか自助活動ではないPTA活動というのは難しいかなと。そんなに多くはないかなというふうに思います。ですので、今後、皆さんにこういった保険があるということを知っていただくためにも、ホームページの方の改善と、例の中でもう少し細かく具体的にわかるような形で説明をしていただきたいと思いますので、そのことに対しますご答弁をよろしくお願いいたします。
また、教育長さんから大変熱意のこもりましたいいご答弁をいただきました。新しい教育長さんに大いに期待をいたしております。成人式のことで実行委員さんがなかなかいないということが最初のときにもありましたが、例えば市内の中では子供会の中でジュニアリーダーズクラブというのもあります。ジュニアリーダーズというのは、子供たちのリーダー的な存在というか、ボランティアのリーダー的な存在というような意味合いで子供たちにイベント的に盛り上げるとか楽しんでもらうといったような教育を受けているのがジュニアリーダーズクラブです。例えばそういった子たちに声をかけてみるのも一つの手かなというふうに思っておりますので、そのことに対しますご答弁をお願いいたします。
最後になりましたが、この3月で大勢の職員の方々が退職をなさいます。皆さんの長年の市政に対しますご貢献を心から御礼を申し上げまして、最後の一般質問を終わらせていただきます。

○副議長(池田徳晴君)  ───市長。

〔市長(星野勝司君) 登壇〕

○市長(星野勝司君)  時間が大分たっていますから簡単にご答弁申し上げたいと思いますが、PTA活動というのは、PTAとしてPTAの事業計画をちゃんと立てて決定して、これが今年度のPTA活動です。あれ、該当します。それが簡単に一言です。
それから、ホームページ、今のもので満足しているということはありませんから、当然やはりこれからも市民にわかりやすい内容、そういうものはこれからもさらに追求していかなければいけませんから、それは追求しながらよく精査をしてまいります。
以上です。

○副議長(池田徳晴君)  ───教育長。

〔教育長(金子槇之輔君) 登壇〕

○教育長(金子槇之輔君)  成人式の関係でジュニアリーダーに参加してもらったらどうかというようなお話でございますが、今、成人式ではご承知のように司会等、市内の三つの高等学校に依頼しまして順番で高校生に司会等お願いしているところでございます。これは、議員さんがおっしゃいましたように、大人としての自覚にもかかわって高校生がきちんと司会をし、会を進めていると、そういう姿を見て二十の成人の方がみずから自分も襟を正さなければと、こういう思いをしていただけたらというようなことで、できるだけそういう高校生とかそういう方たちにも式典に参加をしていただいているわけです。そういう意味で、高校生なんかというふうな形でいろいろ高校生にも参加していただく形をいろいろ私どもも研究しておりますので、これからもまた研究をしていきたいというふうに思っております。

○副議長(池田徳晴君)  以上で、佐藤弥斗議員の一般質問を終わります。

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