平成23年第3回定例会(第4日)

—座間市ホームページ会議録より抜粋—

開催日:平成23年 9月12日

会議名:平成23年第3回定例会(第4日 9月12日)

○4番(佐藤弥斗君)議長のお許しをいただきましたので、議席番号4番、政和会、佐藤弥斗、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

今回の質問要旨は、ひまわりまつりについて、まちづくりについてであります。

ことしのひまわりまつりは、昨年に引き続き観光協会の主催で、栗原会場、7月27日水曜日から8月3日水曜日まで、座間会場、8月17日水曜 日から8月24日水曜日、ともに8日間行われました。ことしは雨に見舞われた日も多くありましたが、栗原会場には約2万3,000人弱、座間会場には約2 万6,000人弱の来場者がありました。ことしのひまわりまつりは、テレビやラジオ、新聞などのマスコミにも昨年よりも多く取り上げられまして、市内はも ちろんのこと市外や埼玉県、千葉県、また栃木県といった県外からも多くの方々が訪れておりました。家族連れの方はもちろんのことですが、座間にデートに来 たという若いカップルの方も多く見受けられました。私としてはそれが本当に特にうれしく思いました。お台場や千葉などといったところではなく、座間にデー トに来るということが本当にうれしく思いました。(「何で千葉なんだよ」「千葉じゃなくて浦安だな」と呼ぶ者あり)ディズニーランドとかそういったところ です。というところではなく、座間にデートに来るというのがとってもうれしく思いました。さらに座間会場では、昨年に引き続きまして大型の観光バスも訪 れ、ことしは、はとバスがツアーを組んで訪れておりました。

座間市の観光協会は、議員の皆さんも会員になっておられますが、市内の企業や団体だけではなく、多くの個人会員が登録されており、市民のボラ ンティアによる手づくりのイベントが行われていることが座間市の独特な大きな特徴であると思います。今回のひまわりまつりをボランティアでお手伝いされた 会員数は、2会場合わせて約150人、また自衛隊の陸曹の任意団体である曹友会や交通安全指導員さんなども含めますと約180人、商工観光課を始めとして 環境経済部や市民協働課などを中心に多くの市の職員さんもお手伝いにいらしておりましたが、職員さんを含めますと200人以上というふうに実数で言われて おります。延べ人数にしますと、この実数の倍以上の数になるというふうに伺っております。まさに第四次総合計画の大きな目標であります市民との協働事業で あるということが言えると思います。

私は、昨年、ことしと微力ながらお手伝いをさせていただきましたが、昨年は例年よりも暑かったために座間会場では開花時期が早まってしまいま したし、ことしは開催の時期に多くの日が雨に見舞われまして、座間会場では後半ヒマワリが下を向いてしまったり、花に水分が多く行ってしまい土がぬれてい るために地盤が緩み倒れてしまうものも多くありました。そういったことから少し開花の時期がずれております四ツ谷会場を案内する場面もありました。自然に 大きく左右されるフラワーツーリズムの難しさを実感いたしました。そして同時に、フラワーツーリズムというものの大きな可能性があるということをつくづく 感じました。

栗原会場、座間会場でのそれぞれの課題やこれからのひまわりまつりのあり方について感じることも多くございました。ひまわりまつりは、第四次 総合計画におきまして4年計画、2年でローリングする戦略プロジェクトの一つに位置づけられており、ひまわりまつりを観光の重点事業に位置づけ、市の観光 事業に道筋をつけますというふうにしております。

そこで今回のひまわりまつりをどう総括され、そして今後の展開についてはどのように考え、行政としてはどのように取り組んでいこうとお考えなのか市長にお伺いをいたします。

続きまして、まちづくりについて伺ってまいります。

まちづくりについては、ハード面とソフト面の両面で伺ってまいりたいと思います。

まずはハード面について伺ってまいります。

地域の実情を反映したまちづくりを目指して国では、まちづくり三法と言われる改正都市計画法、中心市街地活性化法、大規模小売店舗立地法が平 成10年に制定されました。しかし、その後も中心市街地の空洞化には歯どめがかからず、まちづくり三法自体の不備、中心市街地活性化法に基づく活性化策の 実効性が薄い点、都市計画法による大型店舗等の立地調整機能が弱い点などが指摘され、平成18年に市街地の郊外への拡散を抑制し、街の機能を中心市街地に 集中させるコンパクトシティの考え方に基づき大型店の立地調整の強化に向けた都市計画法の改正と意欲的な中心市街地への多様な支援策のための中心市街地活 性化法の改正、さらには大店立地法の指針の改定などが行われました。しかし、車社会への対応のおくれ、消費者のライフスタイルの多様化、後継者難、中小小 売商の適応能力の不足などから中小小売店の減少に歯どめがかかりません。さらに時間の経過とともに中小小売店が減少した後、そこに進出をしていた大型店が 撤退するという事態も発生しており、そういった事態になりますと高齢者など車など運転などができない方などの買い物難民を生む地域も出ております。また、 大型商業施設の増加によりまして慢性的な渋滞や交通量の極端な増加などの社会問題が起きております。

高層マンションの計画や自然環境を破壊する開発計画や大型商業施設や風営法にかかわる事業の進出など周辺の住民の生活に大きく影響する事業に 対する反対運動などをきっかけにまちづくりが考えられることも多く、建築基準法や都市計画法だけでは住みやすい街をつくることができないのではないかとい う反省につながり、まちづくり条例や土地利用に関する条例を独自に制定する自治体もふえております。近隣他市の事例では、大和市が平成10年にみんなの街 づくり条例、厚木市が平成15年に住みよいまちづくり条例、横須賀市が平成17年に土地利用基本条例、平塚市が平成20年にまちづくり条例など多くの自治 体でまちづくりに関する条例が施行されております。

座間市では、東北部に位置しておりますマスタープランの区分けとしましては、小松原、ひばりが丘、東原、相模が丘、相武台地域では工業地域を 含む位置づけであります。しかし、工場が撤退した後の住宅化が進んでおります。今から13年前になりますが、小松原に建設が予定された発電所の問題は、ま さしくこういったものであり、法律的には全く問題がない。むしろ工業地域としてはふさわしいものであったかもしれませんが、小松原地域はご存じのとおり住 宅化が進んでおり、地域住民の不安、特にその目の前に建った当時新築だった住宅の方々の不安は大変甚大なものであり、住工混在の問題が顕著に露呈した出来 事でありました。夫や私は、そのことをきっかけにまちづくりに関して強く関心を持つようになり、議員とならせていただくきっかけとなりました。

現在もこの工業地域を含むこれらの地域では、住宅、大型店舗やパチンコ店といった土地利用の転換が進んでいます。特に周辺の影響が懸念されま す大型商業施設やパチンコ店、マンションといったものに転換をされる際には、私がかかわっているような事案でありますとか周辺の住民の方から要望があった ことなどでは、周辺の住民の方たちに企業から十分な説明と話し合いの場を設けていただくようにお願いをしております。しかし、現在環境アセスにかかわる事 業や大店立地法などの規制がかからない建物については、説明会などの義務はなく、座間市開発等事業指導要綱により一皮分の周辺の方たちへの説明とその住民 の方たちが所属する自治会長への説明が努めるものというふうに努力義務とされております。

市内では、ほかにもマスタープラン上、栗原、相武台地域に位置しております中丸地域は、市街化調整区域でありますが、土地利用検討地となって おります。近年大型の墓地ができたり不法投棄の場となってしまったりとさまざまな問題を抱えている地域もあります。こういった問題の解決に向けてまちづく り条例などを制定していくのも一つの策だと考えますが、地権者の利権の問題、それから進出企業抑制につながるという理由からまちづくり条例の制定に至らな い自治体も多くあるというふうに伺っております。座間市としては、現在市内のこういった問題点を今後どのように解決されていこうと考えていらっしゃるの か、ご所見を伺います。

また、座間市では、まちづくり推進団体運営事業補助金交付要綱が昭和62年、そして都市計画提案制度が平成22年に制定されております。ま た、地区ごとに協定などを結んでおります。これまで都市計画提案制度を利用された事例はあるのか。また、まちづくり推進団体や地区ごとの協定などの実績に ついて伺います。

続きまして、ソフト面について伺ってまいります。

まちづくりに最も大切なのは、そこで生活や事業、また勉強などをしている人が最も大切だというふうに考えます。座間市に住む人、また働く人、 学ぶ人たちが座間市に誇りを持つことが座間市への愛着となり、その気持ちがまちづくりにつながるというふうに考えます。そして人と人とのつながりからまち づくりが始まるというふうに考えております。座間市に住んでいる人、また関係している人が活躍をされ、そのことを知ることは励みになり、座間市に住んでい る、またはかかわっていることに誇りを持てることの一つだというふうに私は考えております。

現在座間市では、表彰条例というのがございまして、主に座間市内で活躍されている方々に対して表彰をされております。表彰条例のほうでは、座 間市民またはかかわる方ということになっておりますが、現在座間市在住ではないけれども、座間市の小・中学校の出身で日本全国、そしてまた世界で活躍され ている方々も各界に多くいらっしゃいます。そういった方々の活躍を市民全体で応援し、また喜びを分かち合い、座間市の出身の方だというPRも含めてしてい くことはこれから必要なことだと考えますが、そのあたりの考えについて伺います。

近隣他市では、市民栄誉賞や名誉市民といった条例があり、市内の在住者にかかわらず出身者も含めてそういったものに適用できる制度を持ってい る市もございますし、ある市では出身者で目覚ましい活躍をされた方、特にスポーツ界のほうなのですけれども、スポーツ大賞といったような形で表彰する要綱 を制定されている市もございます。スポーツ、文学、芸術、芸能などの各分野で座間市出身者を表彰する制度に対するお考えを市長に伺いまして、1回目の質問 とさせていただきます。(拍手)

○議長(長谷川光君)佐藤弥斗議員の質問に対する答弁を残し、15分程度休憩をいたします。

午前10時16分休憩

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午前10時31分再開

○議長(長谷川光君)休憩前に引き続き会議を開きます。

佐藤弥斗議員の質問に対する答弁を求めます。――市長。

〔市長(遠藤三紀夫君)登壇〕

○市長(遠藤三紀夫君)それでは、佐藤弥斗議員の質問にお答えしていきたいと思います。

まず、「ことしのひまわりまつりの総括と今後の展開、さらに行政としてどのように取り組んでいく考えなのか」との質問をいただきました。

昨年から座間市観光協会が主催でひまわりまつりは開催されております。昨年猛暑の中、7月31日の土曜日、栗原会場で約3,000人、座間会 場では8月21、22日の土曜日、日曜日の2日間で約1万6,000人の来場者で、両会場合わせて1万9,000人程度でございました。

ことしは、ヒマワリの開花時期に合わせまして、佐藤議員が述べられましたように天候が不安定にもかかわらず両会場合わせて約4万9,000人 の来場者がございまして、祭り自体も大変盛況でありましたとともに、出店者の売り上げも好調とお聞きしておりまして、交通機関の利用者、飲食店でのお客様 もふえたとのことでございまして、それなりの経済的波及効果があったものと推察をいたしておるものでございます。

ひまわりまつりは、第四次総合計画の戦略プロジェクトの一つで、観光の重点事業に位置づけさせていただいております。ことしのひまわりまつり は、確かにテレビ等マスコミでも多く取り上げられ、来場者も想定以上でしたが、フラワーツーリズムはいかに自然に左右されやすいかという弱点や、逆に天候 が安定していたというふうに仮定いたしますとこれ以上の来場者が想定をされたわけでございまして、混乱も生じ得たかもしれないというふうにも思えるわけで ございます。

今回の祭りの課題等につきましては、市の花ヒマワリの振興と祭りのステップアップのため関係者と十分協議をしてまいりたいというふうに考えて おります。さらにそのもとで観光協会を始めとした皆さんと連携、協調を基本といたしまして行政として果たすべき役割を果たしてまいりたいと、このように存 じておるところでございます。

そしてもう1点、私のほうからお答えさせていただくのが過去に座間市に住んでおられ、活躍をされておられる方いらっしゃると。こうした方々を 座間市の出身の方というアピールも含めて、PRも含めてしていくことが必要だと思うと。そのあたりについての私の考え方といったこと、それから近隣市では 市民栄誉賞や名誉市民といったルールがありまして、出身者も含めて適用できる制度や要綱を定めている市があると。スポーツ、文学、芸術、芸能などのこう いった分野で座間市出身者を表彰する制度に対する私の考えといったようなものについてお尋ねをいただきました。

この点については、いろんな考え方があろうかと思います。素直に言って私どもの市民、そして市にゆかりのある方が活躍をされるということは大 変喜ばしいことであるわけでございますし、そうした方がかつて子供から大人になるという成長の過程において当市で育たれて、そして活躍をされるべく現在羽 ばたかれているということは、これは大変誇らしい話でもあるわけでございまして、これはどこの街の方も、またどこの国の方も同じようなやはり気持ちであろ うかというふうに思います。そうした部分で当然出身をされた学校ですとか地域ですとか、ああ、あの子は昔ここでこういうことしていたんだよと、あの子はこ の学校の卒業生だよといったように言われることは当然あろうかと思いますし、それぞれ皆さんもそうした部分というものはご自分でも経験があるのではないか というふうに思います。そうしたことから出られた地域、それから学校の皆さんは当然そうした方に対して誇りをお持ちだと思いますし、自負もお持ちだという ふうに思います。ぜひ逆にPRをしていただいて、いや、この子は実はうちの小学校出ているんだと、うちの小学校卒業しているんだと、みんな自信持とうよと いうようなことで声挙げていただくということは私は大変ありがたいことだと思いますし、それをまた受けとめていただいて育った地域へのご恩返しと言ったら ば大げさかもしれませんけれども、郷土愛といったようなものをしっかりと出していただいて地域に還元をしていただくというか、そういうふうにしていただけ るとありがたいなというふうにも思います。

座間出身の方、今お住まいではない中でも座間出身のいわゆる議員お話しのようなスポーツ、芸術、芸能といったような分野で有名になられた方と いうのは、かなりいらっしゃるわけでございまして、本会議の場ですからあえて名前は私は上げませんけれども、皆さんご存じのタレントさんですとか歌手の皆 さんですとかスポーツ選手でもいらっしゃいます。

ただ、私が非常に残念だなと思うのは、私どもは座間市出身だというふうに存じ上げている方の中で座間市の出身ですというふうに言っていただい ている方がどれだけいらっしゃるかなというふうに考えますと、ここにこそやはり私どもの座間市のまちづくりのポイントがあるのかなというふうにも思ってお ります。やはり誇らしい座間、ここの出身だということを天下に向かってPRをしていただけるようなこうした街にしていく責務が私にもあるというふうに思っ ておりますし、ぜひそうした部分でご本人からそういうふうな言葉が出るような、そういったような周りも含めて雰囲気づくりをしていく必要があろうと思いま す。

一方で、私どもの市の表彰の一連の制度の関係でございますけれども、これも議員からお話しいただきましたように、いわゆる市の表彰条例に基づ く表彰制度、この中で在住、在勤、そしてさらには市に関係あるお仕事をしていただいている中で市外の皆さんについてもひとしく表彰をさせていただいており ます。

また、前任者のお尋ねにもありましたが、青少年がすばらしい行為をされたことについて、やはりそれをきちんと励まさなければいけないという部 分では、例えば青少年健全育成大会におけるそうした部分での褒賞の関係ですとか、あとは当然国のいわゆる褒章の関係でも地方自治の功労ですとか、また一般 の功労ですとか、さまざまな分野においての功労者が市内でも国からも表彰されておるわけでございますし、また私一番思うのですけれども、一つ一つ人には見 えないところで積み重ねられる努力、例えばほうき一つを持って毎日毎日人知れずごみを掃除をされるですとか、落ち葉を掃き清められるですとか、こういった 方々というものがあって地域社会は成り立っていると思いますし、さらには危険業務の従事者に対する叙勲なんていうものもありますけれども、この東日本の震 災だとかこういうことを見れば、やはり自分のある面では生命の危険すら顧みず取り組みされるというふうな方がもう市井一般にたくさんいらっしゃいます。そ うした中でのこの褒賞、表彰のあり方というものを私は考える必要があろうと思いますし、そういうこと考えるときにある方から言われた話がございます。ある 年に国の勲七等の表彰を受けられたということで、そちらの祝賀会のほうにお邪魔をしたんだそうです。この方は何で表彰されたかというと、ずっと営々と踏切 番をされた。踏切の番をされた。数十年にわたるこの業務上の精進というものが認められて勲七等の表彰を受けられたと。こうしたやはりまさに人知れずという 部分で、そういうふうにされなければ、ああ、そんな方いらっしゃったんだということがわからない中で、それが隣のおじいさんだったり、おばあさんだったり することもあるわけでございまして、こういうやはり方にしっかりとスポットを当てて人生の中においての歩みというものをお互いにたたえ合うということが私 は必要だというふうに思います。その話私承ったときに何やら灯台守の話みたいですねという話をさせてもらいましたけれども、やはり確かに非常に人の耳目を 集めるようなことでの貢献というものも当然大事だと思いますし、それは人に勇気を与える存在でもございますから、ぜひとも皆さんでやはりそれはたたえるべ きだと思いますけれども、私はそれ以上に社会広範にいらっしゃるお一人お一人の努力というものをしっかりと受けとめた、そうした表彰制度であるべきではな いかというふうに思っております。

以上でございます。

○議長(長谷川光君)――都市部長。

〔都市部長(佐藤伸一郎君)登壇〕

○都市部長(佐藤伸一郎君)都市部へは、まちづくりについて2点ほどご質問をいただきました。

1点目につきましては、土地利用の問題点を今後どのように解決していこうと考えているのかという点についてご質問いただきました。

本市におきましても議員ご指摘のとおり、社会経済情勢の変化等に伴う工場の撤退などにより工業系土地利用が商業や都市型住宅などの多様な土地 利用に変化している傾向にございます。昨年度改定させていただきました座間市都市マスタープランでは、このような傾向も含め本市の抱えるさまざまな課題を 整理した上で今後の土地利用の方針を定めているところでございます。したがいまして、この方針に基づきまして、住宅地、商業地、工業地などの計画的な規制 誘導を図る中で本市の将来都市像であります「自然・歴史・文化と調和した暮らし快適魅力あるまち」の実現を目指してまいりたいというふうに思っておりま す。

次、2点目でございますが、都市計画法の改正に伴い新たに創設されました座間市都市計画提案制度やまちづくり推進団体や地区ごとの協定などの実績についてご質問をいただきました。

都市計画提案制度につきましては、土地所有者等の一定の条件を満たした場合には都市計画の決定等の提案ができる制度でございまして、現在のところ提案はございません。

まちづくり推進団体につきましては、現在3団体の方々がまちづくりの推進に向けまして活動をされております。地区ごとの協定などの実績につき ましては、都市計画法に基づきます地区計画が6地区、建築基準法に基づきます建築協定が2区域、その他法律等に基づかないまちづくり協定が2区域、計10 カ所の地区でまちづくりルールが策定されまして、地区ごとにまちづくりが進められている現状でございます。

以上でございます。

○議長(長谷川光君)再質問ありませんか。――佐藤弥斗議員。

〔4番(佐藤弥斗君)登壇〕

○4番(佐藤弥斗君)一定のご答弁をいただきまして、ありがとうございました。

まず、ひまわりまつりについてでありますが、市長のご答弁を伺っておりますと、まだことしのひまわりまつりについて庁内では反省など含めた会 議は行われていないのでしょうかね。余り具体的なお話も、どう総括されてということで伺ったのですが、具体的なもの、お天気が大分悪かったので、それがよ かったときのは、私もちょっとそれは現場におりましてとても不安に思ったところですけれども、特に栗原会場のほうですけれども、ちょうど土日が雨などが降 りまして、それでも雨が降る中でもかなり多くの方が訪れておりましたので、これが晴れたらどんな状態になっていたんだろうかなという不安がかなりありまし て、そのあたりとても私は課題を感じていたところであります。昨年たしか栗原会場のほう車が渋滞をしまして、もう1時間近く市内のバスなどがとまってし まって苦情が出たというようなお話もございましたので、やはり駐車場のことですとかそういった部分かなり課題があるなというふうに感じましたが、交通の便 から言いますと座間会場よりむしろ栗原会場のほうが市外から来る方にとっては、車の方は別ですけれども、公共機関を使ってお見えになる方はかえって栗原会 場のほうが便がいいのかなというふうにも感じておりますので、かなり栗原会場というところの可能性というのは感じておりますが、ただあそこの場所の限界と いうのも感じておりまして、そのあたりの課題というのはかなりあるのかなというふうに思います。

ひまわりまつりに関しての庁内での会議というもの、ひまわりまつりが終わりましてからことしのひまわりまつりに対しての反省点ですとか来年に 向けての課題だとかというあたりの会議が行われているのかどうなのか。また、そのあたりどのように、もちろん観光協会が主催でありますけれども、第四次総 合計画におきましては戦略プロジェクトの一つとして位置づけているということもありますので、そのあたりの答弁の中では行政として果たすべき役割を果たし ていきたいというご答弁だったのですけれども、行政としてはどの部分を果たすのか、観光協会としてはどういうふうな形で行っていくのかというあたりもまだ 2年目でありますからこれからそのあたりを考えていかなくてはいけないと思うのですけれども、そのあたり調整だとか、どういうスケジュールで今後進めてい くのかをちょっとお伺いをしたいと思います。

私ことしお手伝いをさせていただいてつくづく思いましたのは、質問の部分でもお話をしたのですけれども、観光協会というのは、今現在座間市の 観光協会に関しましては個人の会員さんが多くて、とても多く所属をされていて、これは多分ほかの観光協会では余りない形なのではないのかなというふうに 思っております。それが座間市の観光協会の特徴であると思います。そういった方たちのとても善意な座間市に対しての愛着心だとか、人と人とのつながりと いった部分でかなりボランティアということでやられている方々がいらっしゃいます。そういった方たちが高齢化をして、例えばお手伝いができなくなっただと か、人と人とのつながりという部分でそのあたりが難しくなった場合、この事業はどうなっていくのかなという不安も私はお手伝いをさせていただきながら感じ たところであります。やはりそのあたりのことについても私は多く課題を感じておりまして、やはり行政としてどういうところをやっていくのか、観光協会とし てはどのように取り組んでいくのかといったところがとても大切になっていくと思いますので、そのあたりについてのお考えをもう一度伺いたいと思います。

それからまちづくりについてでありますが、マスタープランに基づいてこれから整備を進めていくということで、特別まちづくり条例などについては設定していかれるお考えはないのかなというふうにとらえたのですが、そのあたりについてご見解をいただきたいと思います。

後段の部分でまちづくり推進団体が3団体現在活動していて、10カ所で地区ごとの協定などがつくられているということで、ほかの市のまちづく り条例見ますと概念的なものになってしまっているものもございますし、なかなか一くくりに条例で定めるというところの難しさも私も感じておりますので、こ ういったそれぞれの地区での地区計画だとかそういったもので進めていかれるお考えなのかなというふうにとらえております。こういった地区計画だとか、この 後段の部分で人づくりと、ソフト面で伺ったのですけれども、やはり地域に住んでいる人たち、もちろんそこで事業をしている人たちという地域というのがそう なってきますととても大切だなというふうに感じております。沖永議員さんなんかがエリア型とテーマ型ということでよくお話をされますけれども、そういった この座間市の今の方向性としてまちづくり条例といったようなものを網をかけないで進めていくというふうになりますと、やはりそこの地域というエリア型のこ とというのはとっても大切だなというふうに今ちょっと答弁を伺いまして感じました。災害に関してもそうですし、こういったまちづくりに関してもそうなので すけれども、そこの地域で何かまとまって一つでやっていくということの重要性をとても感じております。そのあたりの考え方、地域で取り組んでいくという考 え方でいいのか、もう一度ちょっとそのあたりのことを細かく聞かせていただければというふうに思います。

そしてもしまちづくり条例というものを制定せずに各地域で地区計画などを立てていくとなりますと、かなり地域で人のつながりだとか、そういったものが大切になってくるかと思いますが、そのあたりのお考えについても伺いたいと思います。

それから表彰制度についてでありますが、市長がおっしゃられるとおり、今現在座間市で行われている表彰というのは、比較的地道に日ごろ活動を されてなかなかスポットの当たらない部分のところの方たちを表彰されている、大変すばらしい市民表彰だというふうに、そのあり方として大変すばらしいもの だというふうに感じております。

ですがまたもう一方で、なかなかちょっと条例なども読ませていただくと本当に現在座間市に住んでいて世界で活躍しているような、例えばスポー ツ界で活躍されているような方たちですとか、そういったものにちょっとこの市民表彰というものはいまいちそぐわないのかなというような、今までも何かの大 会で賞をとられた方を表彰されたということもあるというふうにも伺っておりますが、特に座間市表彰条例の第3条の2項のところでうたわれているのですけれ ども、教育、芸術、科学等において市の文化向上に寄与し、その業績が顕著な者ということでうたわれているのですけれども、これだと科学等のところでスポー ツというのもあり得るのかなというふうに思うのですけれども、なかなか表彰しづらい部分もあるのかなというふうに感じております。

それから一応毎年10月3日に表彰するということに決まっているのですけれども……(「10月じゃない、11月だよ」と呼ぶ者あり)ごめんな さい。11月3日ですね。文化の日に表彰するということに決まっているのですけれども、その限りではないということで、一応それも突発的なものに関しても 市長の判断で対応ができるようにはなっておりますが、今までそういった事例はないのかなというふうに思っておりますので、例えば今、座間市に在住、栗原に 住んでいらっしゃいます高校生の方が市のほうにも表敬訪問されましたけれども、ボクシングのアジアユース選手権で銅メダルを獲得された方もいらっしゃいま す。そういった方だとか、なでしこジャパンで活躍された大野忍選手なんかは座間市出身、旭小、途中がちょっと抜けまして、東中、そして栗原高校と、現在は 座間市に住んでおりませんが、そういった方もいらっしゃいます。ほかにもたくさんいらっしゃると思うのですけれども、そういった方たちに対しての表彰とい う部分もやはり考えていかれたほうがいいのではないのかなというふうに感じておりますので、そのあたりのことについてもう一度お伺いをしたいと思います。

以上で、再質問を終わります。(「スポーツ選手も条例で表彰してるぞ」「表彰してますよ」「・・・選手なんかもみんな」と呼ぶ者あり)

○議長(長谷川光君)――市長。

〔市長(遠藤三紀夫君)登壇〕

○市長(遠藤三紀夫君)再質問いただきました。

まず1点、最初に、ひまわりまつりの関係でどのように取り組んでいくという考えなのか私の総括ということで、私お答えしたつもりでおったので すが、足りないというお話なので、行政として果たすべき役割を果たすしかないのですよ。ですからこれについては戦略プロジェクトの中でひまわりまつりをモ デルとして観光協会等の関係団体との連携、そしてその仕組みであるサポートシステムを確立しということで、まさにこれ市民との協働という考え方の中で、こ のヒマワリについてはこれまでも実際に荒廃地対策として取り組みを進められたひまわり推進協議会の皆さんの取り組みですとか、あとは商工会の皆さんの関 係、さらには酒販連の皆さんのヒマワリ焼酎の商品化ですとかいろいろなアイデアがヒマワリというものを仲立ちにして出てきたものを取りまとめていく必要が あるというときに、この観光協会さんがこれやはり街のイメージアップ、これ先ほどこの街に魅力を持ってもらうという部分での取り組みということからしても やはりこれだけマスコミに取り上げられますとヒマワリの街座間というイメージも出てくるわけで、そうしたことを行政が誘導するということではなく、そうい う環境づくりをさせていただいた中で観光協会さんが中心となって今やっていただいていること、これをしっかりとやはり連携をしながら取り組みを進めていく という考え方だというふうに私は思っております。

ヒマワリの関係については、例えばことしもうご存じのとおり、須賀川の皆さんに元気を出してもらおうではないかということで、これも観光協会 さんの発想の中でヒマワリの種を向こうに持ち込んでいただいて、何と16ヘクタール、私どもの市内のヒマワリの植栽面積の3倍もの面積のところに須賀川市 岩瀬地区の皆さんがヒマワリを植えられて、いわせ悠久のまつりというもののイベントをヒマワリの開花時期に繰り上げてまでこれを実施をされるということを いわゆる市民レベルの交流の中でサポートをされるということもなされました。これは当然私どもの申し上げている部分での観光協会さんから当市のヒマワリの 事業の中にはなかった話で、自主的、自発的に発想されて、一方においては都市間交流というものを進めていこうではないかという、今回震災の被害に遭われた 須賀川市さんに対して勇気をということでの取り組みを考えていただいて進めていただいとるわけですし、さらにはまたヒマワリの関係事業ということであれ ば、これは商店会連合会さんですとかそちらとのリンクの中で、たしか10月16日ですか、ひまわりフェスタなどという事業もたしかあるというふうに私は存 じ上げておりますし、また、ヒマワリの写真コンクールですとか、さまざま関連事業がございます。当然こうしたことについては一連の年間の本件に関係した事 業という部分で担当のほうではこの事業のあり方、また内容について考えをまとめるということはあろうかと思いますけれども、現段階でこれを総括していると いうことは、これだけを単独に総括しているということはございませんし、これはまた観光協会さんのほうで今回の件に関してはこうだった、ああだったという ことについての報告はいただいておりますし、その中で私が行政として果たしていく役割という前提のもとにお答えをしたつもりでおります。

それからもう1点、表彰の関係でございますけれども、今の表彰条例の中で例えばスポーツの関係の人に対して該当してくるのちょっと弱いのでは ないかというふうな部分でのお尋ねだと思いますけれども、例えば具体的に名前上げていただいた栗原のボクシングの井上君の話だと思うのですが、市内在住で 一定の成績をおさめられた方は、まず私どもの街においては座間市体育協会においてスポーツ人の集いというものがございまして、ここの中で表彰がなされま す。その中でまた著しいものがあれば当然この座間市体育協会さんのほうから市の表彰条例に従って、これだけ顕著な実績を示されたからぜひともそういう形で 表彰どうだろうかという推薦がある可能性もあるのではないかというふうに思います。そうしたルール化がなされておりますので、それに従って表彰というもの は進めさせていただければいいのではないかというふうに私は思いますし、当然在住ないしは出身の方の中でそういう方がいらっしゃるということであれば今申 し上げたような流れというものもございますし、そうした一連のことの整理の中でやはり検証がされていくべきだというふうに私は思います。

以上でございます。(「執行するのも条例で推薦願えばいいじゃない」と呼ぶ者あり)

○議長(長谷川光君)――都市部長。

〔都市部長(佐藤伸一郎君)登壇〕

○都市部長(佐藤伸一郎君)都市部へは、再質問として大きく2点ほどいただきました。

1点目につきましては、まちづくり条例の制定についてということでご質問いただきました。

議員ご指摘のとおり、さまざまな課題があり、現在のところ制定することにつきましては難しいものと考えております。

先ほども答弁させていただきましたけれども、改定させていただきました都市マスタープランの方針に基づきましてまちづくりを進めさせていただきたいというふうに考えております。

次に、地域の課題解決に向けてどのような対応をというふうな話のご質問をいただきました。

個別の地域の課題や個別の事業につきましては、必要に応じまして課題解決に向け対象となる地域の皆様方と協働で進めていきたいというふうに考えております。

以上でございます。

○議長(長谷川光君)再質問ありませんか。

以上で、佐藤弥斗議員の一般質問を終わります。