平成25年 第4回定例会(第2日)〜ざまりんの今後の展開について、他〜

—座間市ホームページ会議録より抜粋—
開催日:平成25年 12月5日
会議名:平成25年第4回定例会(第2日)

【質問項目】
1 ざまりんの今後の展開について
2 国内友好交流都市について
3 ゴミの資源化推進について
4 緑の基本計画の実現に向けて

一般質問

<議長(沖本浩二君)>
続きまして、8番佐藤弥斗議員。
 〔8番(佐藤弥斗君) 登壇〕(拍手)

 議長のお許しをいただきましたので、議席番号8番、ざま大志会、佐藤弥斗、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 今回の質問要旨は、「ざまりん」の今後の展開について、国内友好交流都市について、ごみの資源化推進について、緑の基本計画の実現に向けてということで伺ってまいります。

ざまりんの今後の展開について

 今回のゆるキャラグランプリ2013では、1,580のエントリー中35位、8万4,213ポイントと、前回の50位から大きく順位を上げ、「ざまりん」は大健闘をいたしました。これは市職員の皆さんの努力と、その熱意を受けた市内外から「ざまりん」を応援してくださる皆さんの「ざまりん」に対する愛情の結果だと思います。今回のグランプリに向けた取り組みの成果について伺います。

 「ざまりん」の庁内プロジェクトが立ち上がっておりますが、このプロジェクトでは「ざまりん」をどのようなコンセプトで、どのような戦略を立ててプロジェクトを進めているのかを伺います。

 ゆるキャラの経済効果について伺いたいと思います。ゆるキャラの経済効果については以前の議会でもお話ししましたので省略いたしますが、「ざまりん」の経済効果について、分析されている範囲で構いませんので、伺いたいと思います。

 「ざまりん」の庁内プロジェクトは、若手の職員さんを中心に活動されていますが、市民も巻き込んだ「ざまりん」応援団を立ち上げたらよいのではないかと思いますが、そのような取り組みについて、今後の展開を伺います。今回、相互提案型協働事業に企画政策課として市民と協働による座間市マスコットキャラクター「ざまりん」の活用体制事業に手を挙げられ、座間市レクリエーション協会と協働事業を行うことが決まりました。そのあたりも含めてご答弁をいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 「ざまりん」は、座間市の子供たちや市民の皆さんに愛され、市民の心を一つにするシンボルだと思います。また、座間市を知っていただくきっかけに「ざまりん」がなってもらえればなというふうに思っております。また、今回の「ざまりん」の取り組みから、努力をすれば結果は出る、夢はかなうということを特に子供たちに伝えられたのではないかなというふうに思っております。座間市を「ざまりん」を通じて全国の皆さんに知っていただくためには、もう一歩踏み込んだ、ステップアップした目標が必要なのではないかと考えますが、ご所見を伺います。

国内友好交流都市について

 続きまして、国内友好交流都市について伺ってまいりたいと思います。

 平成19年から都市間交流を続けていました福島県須賀川市と平成25年11月10日、須賀川市内の施設で友好交流都市協定を締結いたしました。これは大変個人的なことになるのですが、実は私の父は子供のころ須賀川市に疎開をしておりまして、父の弟は須賀川市で生まれましたので、私にとっても大変縁の深い市であり、今回の締結に関しましては大変喜ばしく、そして感慨深く思っている一人であります。

 震災の際、座間市としてさまざまな支援を行ってきたのはもちろんのことでありますが、職員の皆さんも自主的に須賀川市への支援をそれぞれ行われたり、また、以前から交流をしておりました子供会のジュニアリーダーやシニアリーダーたちが、みずからの考えで自主的に支援金を集めたり、励ましのメッセージを送りました。また、観光協会では、ヒマワリを須賀川市で植えたり、座間市で収穫したヒマワリの種を郡山にある福島県全域の障がい者施設センターに送ったり、大凧保存会では、座間の大凧まつりで復興凧の掲揚をしたり、須賀川市のヒマワリ畑で凧を揚げたり、先ほど市長からもお話がありましたが、特産品の販売促進など、さまざまな形で市民の心からの支援が行われました。そういった姿を見て、これが本当に市民と市民との心の交流なのだということを痛切に感じました。

 国内外の交流については、先ほど竹田議員から質問がされまして、答弁がなされましたので、私の質問と幾つもかぶっておりまして、割愛をさせていただきますが、1点だけ伺わせていただきます。

 須賀川市は国民的ヒーロー「ウルトラマン」の監督で、特撮の神様と言われている円谷英二監督の出身地であります。2013年5月5日にM78星雲光の国と姉妹都市提携が締結され、仮想都市「すかがわ市M78光の町」が誕生しました。この仮想都市のほう、インターネットのほうから登録ができまして、住民票を取得することができます。私もこの仮想都市で住民票を取得しまして、ひかりたいまつ地区に土地を106坪取得いたしました。ぜひ座間市でもこういったM78星雲光の国との交流を考えられたらというふうに思いますが、ご所見を伺います。

ゴミの資源化推進について

 続きまして、ごみの資源化推進について伺ってまいります。

 座間市では、ごみの資源化推進に向けてさまざまな取り組みをされております。ことし4月に座間市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正し、違反者には最高20万円の罰金が科せられるようになりました。資源対策課では、早朝からパトロールをされております。本当に頭の下がるような、本当に地道な取り組みをされておりますが、大変大きな成果が出ていると、今回の議会の冒頭、市長も触れられておりましたが、改めて取り組みと成果をお伺いいたします。

 市役所1階の総合案内横、そして資源推進課のカウンター前、そして市内にあります大型の電化製品のコジマでも小型家電の回収を始めました。これはコジマに設置されているボックスなのですけれども、こういった形で小型家電の回収を始められました。大変すばらしい取り組みだというふうに思っております。
 また、それにあわせまして、「ざまりん」を生かしたバッジをつくられまして、ふるさとまつりではごみの資源化に向けた啓発ブースを出され、クイズを答えた方にはこの小さい「ざまりん」のレアバッジをプレゼント、そして小型家電の回収にご協力いただいた方にはこの大きなバッジを差し上げるという取り組みもされておりました。本当にさまざまな努力をされているわけですけれども、改めて小型家電の資源化に向けた取り組みについて伺います。また、今後、小型家電回収についてどのように周知を図られていくつもりなのかということを伺います。このようにさまざまな努力をされているわけですけれども、まだ少し市民の方々にはこの小型家電の回収というところが周知が十分ではないのかなというふうに思いますので、今後の取り組みを伺いたいと思います。

 資源対策課の行っている出前講座が大変好評だということを伺っておりますが、その実績と内容について伺います。

 また、昨年から使用済み食用油の回収が始まりましたが、その実績と課題について伺います。

 今後、ごみの資源化と燃えるごみの減量化をさらに進めるとすれば、プラスチック製品の回収と生ごみの回収をしていくということが考えられますが、いろいろと課題があるかと思います。どういった課題があるのかを伺います。

緑の基本計画の実現に向けて

 次に、緑の基本計画の実現に向けてということで伺ってまいります。

 市では、平成14年度に座間市緑の基本計画を改定して以来、緑に関するさまざまな施策を展開してまいりました。平成16年の土地緑地法の改正や平成23年に策定された第四次座間市総合計画に基づき、計画の見直しを行うこととなり、平成25年3月に緑の基本計画が策定されました。この計画を実行していくに当たっては、各課にまたがる課題などがあると思いますが、目標設定、進行管理をどのように進めていかれる予定でいるのかを伺います。

 市街化区域の緑被率は15.5%にとどまっています。市街化区域の緑地は年々減少していますが、この要因と課題について伺います。

 地区計画や市民緑地制度、緑化施設整備計画認定制度、生産緑地における市民農園の実施などに取り組むことで、現存する緑地を保全していくことが可能になっていくと考えますが、今後どのようにこのような制度を活用して緑地を保全していく考えでいるのか、当局のご所見を伺います。

 市民緑地制度では、契約期間が20年以上等の要件に該当する場合、相続税が2割評価減となり、土地を地方公共団体に無償で貸し付けた場合には、土地の固定資産税及び都市計画税が非課税となります。また、社会資本整備総合交付金において、緑地の公開に必要な施設の整備が国の補助対象となります。しかし、300平方メートル未満の緑地に関しては、固定資産税の非課税や相続税の評価減などの優遇措置はありません。こういった小さな土地に対しても、緑地として貢献している以上、国に新たな優遇制度を求めていく必要性があると考えますが、当局のご所見を伺います。

 過日の都市計画審議会でも議論となりましたが、生産緑地に関して解除の申し出があったときには本来行政が買い取るべきでありますが、面積がまとまらない、公共的な活用が見込めないなどの理由から、今まで座間市では買い取った実績はありません。これは座間市だけにおけることではなく、全国的な課題となっております。市街化区域における緑地を保全していくには、新たな仕組みづくりと政策が必要だと考えますが、当局のご所見と、これまで国にそのようなことを要望したことがあるかを伺いまして、1回目の質問とさせていただきます。(拍手)

<市長(遠藤三紀夫君)>
 佐藤弥斗議員の質問の中で、「ざまりん」の関係について、私からお答えしたいというふうに思います。
 
 努力をすれば夢はかなうという、そうした気持ちを子供たちに伝えることができたのではないかというお言葉をいただきましたが、私も本当そのとおりだというふうに思います。私たち大人も、また私たち市の職員も、この一連の取り組みを通して、ある面では今までになかった自信というものを得ることができたのではないかというふうに思っております。
 
 ゆるキャラグランプリの2013ということで、昨年の2012に引き続いて、2カ年連続でここにチャレンジをするというプロジェクトを行ったわけでございますけれども、これについてはもうご存じのとおり、昨年の初チャレンジにおいて、全国865のゆるキャラの中で50位という成績を得て、これも大変な自信になったわけですけれども、さらにことしはこのプロジェクトを通していろいろとやはり学び取っていこうではないかということでチャレンジをさせていただいて、そうした思いを持っている自治体、企業も全国に今のブームの中で数ある中で、1,580という思いも寄らぬ多くのゆるキャラがエントリーをする中で、結果をあけてみれば35位という、私からすれば非常に努力をしたいい結果だなというふうに受けとめをさせていただいているわけです。受け取ったポイント数は昨年に比べて3倍強にふえておりますし、また、昨年と比べて投票が始まってから1カ月経過した時点で投票の票数に関しては公表がされないという中で、その後のほうのが投票していただいたポイントがふえたということ、平均でたしか2,155票ぐらい非公表になってからは投票されているというふうに思います。そうした地道な市民の皆さん、関係者の皆さんのご支持、そしてご協力というものをいただけたこと自体がやはり大きな成果だというふうに思っております。
 
 また、これを開始するに当たっては、「ざまりん」のプロジェクトチームというものを市の若手職員を中心に構成をしまして、庁内横断的にこれについても無理のないような形で取り組みをしていこうということをやったわけですけれども、そのアイデアの一つとしては、18日の投票の開始の直前にいわゆる決起大会をやろうではないかということが出まして、急遽、会場もないものですから、ご存じのとおり、市の市庁舎の1階のロビー、ホールを使いまして、ちょうど当日は好天だったわけですけれども、400名を超える皆さんに集まっていただいて、特にはプロボクシングの井上尚弥選手にも先導役として出ていただいたり、また、西中の吹奏楽部ですとか、はたまた座間高校の放送部の皆さん、さらには創作舞踊部の皆さんなどのパフォーマンスもご協力もいただきながら、非常に和やか、かつ盛大にこれができたということも一つの成果だったというふうに思います。
 
 そんなこんなでスタートしたこの一連のゆるキャラグランプリ2013ですけれども、また、市議会議員の皆さんにも「ざまりん」の投票呼びかけということで、沿線の駅に朝から一緒に立っていただいてお願いをしていただくという、これこそやはり市民ぐるみの一つの光景だったのではないかと思いますし、こうした努力、さらにはその中で配布をするグッズというか物品についても単なるチラシではなくて、丸められずに持っていっていただけるもの、例えば名刺だとか、それから本挟みだとか、そういうものを工夫しようよというふうなことがこのプロジェクトチームの中から出たりと、いろんなアイデアが折り重なってこれが展開してきたということ自体がやはり大きな成果だというふうに思います。
 
 では具体的に経済効果はどうだったのかというところになるのですが、2年余りが経過する中で、小さなお子さんからおじいちゃん、おばあちゃんに至るまで、まさに老若男女、知れ渡りまして、そして知名度、認知度も上がりまして、35位という結果を出したのですけれども、例えばこれまでに「ざまりん」を活用してさまざまなグッズなどが生み出されておりますけれども、観光協会ですとか、また市内の商店、さらには障がい者施設などでのグッズということで、合計で120点余りが生み出されてきております。そして、具体的な数字というのはなかなか把握できないのですが、観光協会が販売をしたグッズの関係だけで、この2年間の合計で400万円を超えているということです。さらには、例えば市内のパン屋さんで「ざまりん」パンがあったり、それから、「ざまりん」のお菓子、焼き菓子があったりですとか、また、障がい者の施設でつくっていただいた「ざまりん」のキーホルダーですとか、はたまた市民活動のサポートセンターのほうでも「ざまりん」の、何ですか、ストラップですか、こうしたものをつくっていただいたりだとか、さまざま本当あちこちにこれが出てきております。これは市の認定というものが当然必要になるわけですけれども、そうしたプロセスを経て、こうしたアクションが自立・自発的にどんどんどんどん出てきている。こんなことは今まで「ざまりん」にはなかったのではないかというふうに思っております。
 
 もう一歩踏み込んだステップ、そうした目標設定が必要ではないかということで、例えばこれも投開票が終了し、発表がなされた11月23日、24日、これを受けて、ではこれをねたにもう一回活性化しようではないかということで開催をしたのが例の「ざまりん」感謝の集いであったわけでございまして、これもご来場いただいた議員の皆さんもかなりいらっしゃるわけですけれども、とにかく驚きました。周知はさせてもらいましたが、当日、12時半の開場前にはもうハーモニーホールの大ホールの入り口を先頭にぐるりとロータリーをとぐろを巻くような状態で、市内の幼児、そして小・中学生、さらには子供たちを連れた保護者の皆さん、おじいちゃん、おばあちゃん、あらゆる世代の皆さんが並んでおりまして、この状態というのは、例えばハーモニーホールでアイドルグループの公演などがある場合に見られるような光景なのですけれども、そうではない中ではちょっとないなと、これだけの世代が並ぶというのはないなというふうな、そういう光景を目にすることができましたし、実際に中に入場された方だけの合計で1,250名。1,310名の定員ですから、消防法にはマッチしたのですけれども、それ以外に当日パフォーマンスを示していただいた相模野一輪車クラブの皆さんですとか、ざまりん&キッズダンサーの皆さんですとか、さらには市の職員ですとか、こういう関係者も含めますと1,500名を超えるような人がかかわりながら、大変な盛り上がりを見せてこのイベントができたわけでした。この中でもやはり市内の障がい者団体の皆さんがつくっていただいたグッズなどもほぼ完売にもなりましたし、急遽用意していただいた先ほどの市民活動サポートセンターのストラップなども全部完売、もっと用意しておけばよかったというようなこともあったわけですし、本当にこの根強い人気というものを感じさせていただいた次第でございます。
 
 また、そんなようなことを活用していただいて、例えば薬剤師会さんのほうでは、おくすり手帳に「ざまりん」の絵はどうだろうかなとか、それから、市内の大型店、例えばピアゴさんですとか、あと相武台前のOXストアの開店、それからダイエーの開店、さらには城南信用金庫さんですとか、こういったところでもやはりイベントに「ざまりん」を呼んでいただくということで、ウイン・ウインの関係になろうかと思うのですけれども、「ざまりん」を活用していただきながら、皆さんはビジネスに生かしていただく。こちらはこちらで「ざまりん」を知っていただく。また、そうした機会を持つことによって、例えば市の交通安全に対しての啓発グッズの配布ですとか、あとは社会を明るくする運動のグッズ配布ですとか、こういう店頭などで行わせてもらうことが数多くあるのですが、これまでどちらかというとご商売を妨げないような形でやらなければいけないなというふうなことを心がけながらやっていたのですけれども、これなどについても逆に「ざまりん」に来ていただきたいということから、こういう啓発活動においても非常にやはり効果がありますし、子供たちを中心に、この「ざまりん」が来るということで関心を持っていただいて、来ていただくと、このようなことも効果として出ております。
 
 また、もうご存じだと思いますが、つい先日、私どもの今年度予算で用意をしましたごみ収集車、パッカー車の納入引き渡しがございました。1台はハイブリッド、3台はディーゼルということでございますけれども、これにも「ざまりん」の絵が描かれておりますけれども、これも清掃の現業職員の手書きでございます。もう構図も全部、デザインも全部職員が考えて、それを職員が全部描くということをさせていただいておりまして、これなども大変好評を得ておりますし、逆に「ざまりん」が近くに来ると子供が近寄ってしまって交通事故になるのではないかなと。これがパッカー車だそうです。こんなのがございますので、ぜひごらんになってください。これ、本当プロが描いたような絵だと思うのですか、これは職員の手製でございます。
 また、今、小型家電の回収プロジェクトの「ざまりん」バッジの関係などもそうなのですけれども、結構子供が関係することですとか、はたまた啓発をしなければいけないというようなところに「ざまりん」を活用することによって効果が上がるというようなことがございますし、ますますこれからいろんな可能性というものが探れるのではないかなというふうに思っております。
 
 2年経過しました。来年、再来年と、これはやはりシティーセールス、それから一連の座間ブランドというものを構築していくということは非常に困難があるなと思いながら来たのですけれども、一つのきっかけ、変化のきっかけをつかめたのではないかなというふうに思うのと、へそのない街、特に中心市街地がないですとか、核づくりということで、行政核はここに持ってきましたけれども、とかく統一したイメージがないこの街の中で明るい一つのシンボルができたなということを実感しておりますし、それを生かしていく活動を今後も庁内挙げて取り組んでまいりたいというふうに思います。
 以上でございます。

<企画財政部長(佐藤伸一郎君)>
 私のほうからは、「ざまりん」の今後の展開の中で、残されました庁内若手プロジェクトのコンセプト及び総合提案型協働事業について答弁をさせていただきます。
 
 初めに、庁内若手プロジェクトのコンセプトにつきましては、「ざまりん」の認知度を高めるとともに、座間ブランドの構築、そして市制推進につなげていくということにあります。
 
 2点目の総合提案型協働事業の内容についてでございますが、これにつきましては、庁内に若手プロジェクトチームを組織いたしまして、市内外に発信をさせていただいております。そういった中で、さらに一層市民の皆様方に「ざまりん」を知っていただこうということで、座間市レクリエーション協会の皆様と、「ざまりん」を通じまして誰もが気軽にウオークラリーに参加していただき、市の物産品、景観等を再発見していただくための事業を平成26年度に予定をさせていただいているものでございます。
 以上でございます。

<市民部長(黒沢輝明君)>
 国内友好交流都市の関係でございます。
 
 くしくも須賀川との締結前の11月4日、座間市の市民ふるさとまつりにおきまして、M78星雲からウルトラマンが駆けつけてくださいました。
 
 この須賀川市ゆかりのM78星雲光の国との交流についてですが、これは須賀川市のまちおこしの取り組みということでつくり上げた仮装の都市、議員も住民登録をされたとのことですが、座間市民も自由に参加できるものですので、早速12月1日号の市の広報にも光の国への住民登録情報について掲載をさせていただきました。そのほかにも須賀川サポーターズクラブの案内などもあわせて紹介させていただいており、こうした須賀川市の事業を側面から応援させていただくことに関して、今後もしっかりと続けてまいりたいと考えております。

<環境経済部長(岩野修一君)>
 ごみの資源化推進についてということで、何点かご質問をいただきました。
 
 まず、資源物の持ち去りの取り組みと成果ということでございますが、資源物の持ち去り対策につきましては、本年4月1日の条例改正により、罰則の強化をしたところでございます。また、8月には古紙の持ち去り対策ということで、関東製紙原料直納商工組合の協力を得まして、県内でいち早くGPS装置による追跡調査を導入いたしました。条例の実効性を担保する上では、日ごろのパトロールや取り締まりは欠かすことができないものでございます。日々の早朝パトロールも、4月から11月までで比べますと、昨年は38日間の実施だったところを今年度は72日間実施いたしました。その結果、現在では持ち去り者の数も激減し、一部の持ち去り者が物色をしている状況は散見されますが、持ち去りの現場に遭遇することも少なくなり、資源物の回収量につきましても、昨年度の4月から9月比で231.3トン、約1割の増加となっております。
 
 資源物の持ち去りについては、単に集積場から資源物を持ち去るということだけではなく、市民と行政の信頼関係により築き上げてきた資源物回収システムを脅かすものでございますので、今後とも厳しい態度で臨んでまいりたいと考えております。
 
 次に、小型電気の回収、資源化についての取り組みと今後どのように周知を図っていくかというご質問でございますが、小型家電の回収につきましては、本年7月11日に国が実施している小型家電リサイクルシステム構築実証事業のうちの再資源化事業者提案型実証事業の連携市町村として県内で初めて認定されたところでございます。8月14日にはこの実証事業で作成した「ざまりん」をデザインした小型家電回収ボックスをノジマ電気座間店に第1号として設置をいたしました。先ほど佐藤議員の質問の中で、小型家電回収業者としてコジマ電気さんとPRしていただきましたが、ノジマ電気さんでございました。
 また、11月4日に行われた市民ふるさとまつりでは、事業者と連携し、同じくこの実証事業で作成いたしました「ざまりん」小型家電缶バッジや「ざまりん」ポケットティッシュを使った小型家電回収システムのPRを行うとともに、携帯電話機などの回収も行いました。従来の不燃物として回収したものの中からピックアップ回収分、ボックス回収分、イベント回収分を合わせると、4月から10月までの缶類を除く金属及び小型家電の売り払い額は昨年度の約141万円に対して今年度は約455万円と、3倍以上の大幅な増額となっております。
 
 今後も従来の広報やホームページの周知だけでなく、各種イベントなどに直接出向くなど、さまざまな機会を捉えてPRするとともに、ほかの店舗にも回収ボックスの設置を広げていきたいと考えております。
 
 次に、出前講座の実績と課題ということでございますが、本年7月には福祉長寿課からの依頼により、四十雀倶楽部に対して合計17回の講座を行いました。この講座には9名の職員が交代で講師を務め、担当する業務の内容や取り組みについて、職員おのおのの工夫を凝らした資料を用いながら講義をさせていただきました。今後も参加しやすい講座内容の工夫や、少しでも多くの方々が参加できる体制づくりに努めてまいりたいと考えております。
 先ほど市長からも言っていただいたのですが、先般12月2日には、架装部分に大きな「ざまりん」を描いた市としては初のハイブリッドディーゼルのごみ収集車「ざまりん号」を導入いたしました。今後は、今までの出前講座だけではなく、各種イベントでのごみの減量化、分別PR事業や、保育園、幼稚園、小学校などに出向き、身近で親しみやすい資源行政のシンボルとして活用し、市民の方々から一層のご協力を得てまいりたいと存じます。
 
 次に、食用油回収の実績と課題ということでございますが、廃食用油の分別収集につきましては、平成23年10月から実施しておりますが、回収量で見ますと、平成23年度下期が9,280キログラム、平成24年度同期では9,980キログラム、また、上期で見ますと、平成24年度上期が1万420キログラム、平成25年度同期では1万500キログラムとなっております。順調に回収されているところでございます。
 
 しかしながら、凝固剤などを使用して可燃ごみとして出されるケースも見受けられることから、排出方法や回収後の用途、また、積極的に廃食用油回収をご利用いただくことの利点などをご説明させていただくなど、さらなる普及啓発に努めてまいりたいと考えております。
 
 最後に、プラスチック製品と生ごみの回収について、どのような課題があるかということでございますが、議員おっしゃるように、これらの回収につきましては、今後のごみの減量化においての課題と捉えております。プラスチック製品の回収につきましては、依然としてストックヤードや作業場の確保などの課題がございます。また、生ごみの回収につきましても、分別収集に対する市民負担や施設建設費、維持管理費に多大なコストがかかる等の問題がございますので、現在のところ、水切りや生ごみ処理機による家庭での堆肥化等を推進しているところでございます。
 
 そういう中でもプラスチック製品につきましては、昨年10月からプラスチックハンガーやCD及びDVD、そしてそれぞれのケースといった一部のプラスチックの製品、こちらの分別収集を始めております。これらの品目につきましては、プラスチックの品質も安定しているため資源化業者に売却しておりますが、これ以外の品目につきましては、現在、燃えるごみとして収集し、焼却処分をしております。ごみの減量化、資源化を推進していくためには、分別収集、資源化していくことは必要と認識しておりますので、引き続き研究してまいります。
 以上でございます。

<都市部長(関田好光君)>
 緑の基本計画の実現に向けて、5点ご質問をいただきました。
 
 初めに、座間市緑の基本計画の改定に際しましては、私どもの都市部内を始め、関係各課と座間市緑の基本計画改定検討会を開催し、意見の調整をいたしております。特に計画の実現に向けた個別施策では、各主管課の意見をもとに目標設定を行っており、今後の目標や進行管理につきましても検討会構成組織と調整を図り、施策へ反映いたしまして、緑の将来像の実現に取り組んでまいりたいと考えております。
 
 次に、座間市緑の基本計画の中でとられている緑被率では、公園、広場等の緑に加え、市街化区域では住宅や工場の緑が多く、約4割を占め、貴重な街中の緑になっています。本市においては、人口、世帯数ともに微増傾向が続く中で、宅地開発等により緑の減少が進んでいるものと考えられます。このため、緑の創出を課題として捉え、座間市開発等事業指導要綱に基づく緑化指導や市民との協働による公園、広場、緑等の適正な維持管理をさらに進めることにより、緑の保全、創出に努めてまいりたいと考えております。
 
 次に、国土交通省が掲げる緑地保全施策の中では、ご提案をいただきましたようにさまざまな制度がございますが、現在は市民緑地制度や緑化施設整備計画認定制度の該当事例はございません。いずれにいたしましても、制度の活用に当たりましては、緑地対象地の地権者や緑化施設となる民間建築物の所有者のご理解が必要となりますので、それぞれ十分な協議が必要と考えます。
 
 今後は、座間市緑の基本計画をもとに、国土交通省の緑地保全施策のほか、座間市緑の保全及び緑化の推進に関する条例に基づきまして、緑の保全に努めてまいります。
 
 また、現在は座間市緑の保全及び緑化の推進に関する条例による樹木保全地域の指定や生け垣設置の奨励を行っておりますが、ご指摘のとおり、小さな緑地であっても緑地としての効果は大きいと考えております。今後は国や県に要望してまいりたいと考えております。
 
 最後になりますが、市街化区域の緑地の保全につきましては、都市計画法や都市緑地法など関係法令のさまざまなメニューを積極的に活用するとともに、座間市緑の保全及び緑化の推進に関する条例に基づく樹木保全地域の保全にも取り組んでいるところでございます。神奈川県に対しましても生産緑地地区の買い取りに対する財政支援の要望を行っておりますが、今後は国に対しても要望してまいりたいと考えております。
 以上でございます。

<議長(沖本浩二君)>
再質問はありませんか。
佐藤弥斗議員の再質問を許します。
  〔8番(佐藤弥斗君) 登壇〕

 大変前向きなご答弁をご丁寧にいただきまして、ありがとうございました。それでは再質問を行ってまいりたいと思います。

 まず、「ざまりん」の関係ですけれども、市長から大変力強いお話をたくさんいただきました。また、「ざまりん」の関係グッズ120点ということで、大変たくさんつくられているのに改めてびっくりしました。そしてまた、観光協会のほう、2年間で400万円の経済効果があったということで、さらにこういったことを考えますと、市内の経済効果はかなりあるのではないかなというふうに思っております。この13万都市で1,580エントリー中35位ということは、本当にすばらしい快挙だなというふうに感じております。各市、各県ですとかという単位でゆるキャラをエントリーする中で、やはり人口規模に応じた順位というものも、後ろにある人口というのがかかわっている中で、うちの「ざまりん」が35位ということは、本当にすばらしいなというふうに思います。

 今回、ゆるキャラグランプリの中で、私、ちょっと注目していたキャラクター、「ざまりん」のほかにもう一つあったのですけれども、実は「あたまがふくしまちゃん」というキャラクターがございまして、このキャラクターは、自治体でも企業でもない、福島に元気を早く取り戻してほしいという有志の方々が立ち上がったキャラクターがございました。そのキャラクターは、立ち上げた皆さんでイベントに参加したり、インターネットを使って展開されたりしていたのですけれども、シークレット投票に入る前は約3万ポイントで25位だったのですけれども、シークレットに入ってから20万5,000ポイントを獲得して約23万5,000ポイント獲得されまして、16位に入るという快挙をなし遂げました。

 このプロジェクトなのですけれども、今も放射能の不安と向き合いながら暮らすたくさんの悲しみと苦しみを抱えている福島の人々を元気にしたい、福島の子供たちの笑顔を取り戻し、福島で生きる家族たちに希望の光を灯したいと、そういった思いから立ち上げたプロジェクトでございます。そしてこの経済効果に対しまして注目をいたしまして、福島県内のさまざまな企業によって展開してもらって、復興へのビジネスチャンスを創造していただく。そしてそのビジネスでもたらされた収益の一部で基金を設けて、福島に暮らす子供たちのために、自然あふれるインドアパークの建設ですとかインドア幼稚園の建設に充てたいという、そういった明確なコンセプトがはっきりとしているのですね。先ほど私申し上げましたけれども、実は先ほど国内交流都市のほうでもちょっと触れましたウルトラマンのほうもウルトラマン基金というのを立ち上げておりまして、そちらも被災地の子供たちに元気をということで、さまざまなプロジェクトを展開しているということであります。ですから、これ以上の「ざまりん」を上に押し上げる、全国に知っていただくためには、さらに子供たちに夢を与えるようなプロジェクトを検討されていただけたらなというふうに思っております。これは要望ですので答弁は結構ですけれども、そういったことも参考にされながら、今後さらに座間市の子供たちに夢と勇気を与えられるような、そんな「ざまりん」にさらに成長をしていっていただけたらなというふうに強く思っております。要望いたしております。

 それから、ごみの資源化推進についてなのですけれども、先ほどはありがとうございます。部長のほうからご訂正いただいたのですけれども、申しわけないです。コジマではなくノジマと訂正をしていただきたいと思います。本当に資源対策課のほうで大変さまざまな事業を展開されて、啓発に取り組まれているわけですけれども、出前講座のほうが17回ということで、大変好評だということで伺っておりますが、今後さらに、例えば、次世代を担う子供たちなどへも啓発をしていくのが大変重要だと思っております。大人ももちろんなのですけれども、例えば「ざまりん」を使った啓発ということでありましたらば、子供たちへもそういった啓発をしていくのが大変重要だと思っておりますが、何かそういった計画をされているようでしたらば、お示しをいただきたいと思います。

 それから、緑の基本計画の実現に向けてというところなのですけれども、私、さまざまな制度を上げて、こういったことを取り組んでいっていただけたらということでお話をさせていただきまして、今後検討していきたいという旨の答弁だったのですけれども、こういったさまざまな制度を答弁の中にもありましたが活用するには、まずはもちろん地主さんの理解が必要不可欠ですし、各部署ですとか、関係者ですとか、関係団体、関係機関との協議も必要かと思いますが、今後、緑地を確保していくには、行政側からも積極的に働きかけをしていく必要があると思いますが、ご所見を伺います。

 また、南栗原にあるいっぺい窪なのですけれども、現在は樹木保全地域として保全がなされておりますが、面積ですとか要件などが合うようでしたら、市民緑地制度のほうへの切りかえなどもご検討いただければというふうに思います。以前ちょっとこちらの大部分の土地を持っていらっしゃる地主さんとお話をした際に、先ほど1回目の質問で申し上げましたように、固定資産税の関係ですとか相続税の関係のことを大変心配をされておりまして、現在はご本人が緑地の確保というところにも理解をされてやっていらっしゃるのですけれども、やはり相続といった、代がかわったときにこれを維持していけるかどうか心配だということもおっしゃっておりましたので、そういったところで、もしご検討いただければと思いますので、ご見解を伺いまして、2回目の質問とさせていただきます。

<環境経済部長(岩野修一君)>
 出前講座につきまして再質問いただきました。
 
 今後ですけれども、先ほどの「ざまりん号」を大いに活用しながら、保育園、幼稚園、小学校など、あらゆる機会を捉えまして実施する考えでございます。また、現場職員もやる気十分ですので、収集業務の様子を見ながら導入してもらってやっていきたいというふうに考えております。

<都市部長(関田好光君)>
 緑地を保全するための制度について、2点ご質問いただきました。
 
 ご提案いただきました地区計画等の活用による緑地保全、市民緑地制度、緑化施設整備計画認定制度及び生産緑地における市民農園の実施などにつきまして、関係法令を精査いたしまして、各部局と調整を図った上で、まずはホームページ等により市民、事業者へこれらの制度を広く周知することで、緑地の確保につながるものと考えるものでございます。
 
 また、現在は樹木保全地域として地権者3名と土地の賃貸借契約を締結し保全をしているいっぺい窪でございますが、市民緑地制度への切りかえにつきまして、地権者の皆様とともに検討してまいりたいと考えております。

<議長(沖本浩二君)>
再質問はありませんか。
以上で佐藤弥斗議員の一般質問を終わります。