平成28年 第2回定例会(第4日)〜健康文化都市の実現に向けて、他〜

—座間市ホームページ会議録より抜粋—
開催日:平成28年 6月7日
会議名:平成28年第2回定例会(第4日)

【質問項目】
1 健康文化都市の実現に向けて
(1)チャレンジデーへの取り組みについて
(2)市民が実感できる施策展開について
2 豊かな心を育むひまわりプランの推進について
 「ざまっ子八つの誓い」への取り組みについて
3 公衆トイレのあり方について

一般質問

<議長(伊田雅彦君)>
続きまして、8番佐藤弥斗議員。
 〔8番(佐藤弥斗君) 登壇〕(拍手)

 議長のお許しをいただきましたので、議席番号8番、ざま大志会、佐藤弥斗、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。

 質問に入ります前に、議場にことしはアジサイを持ってきていただいております。立野台にお住まいの荒川さんに改めて感謝を申し上げたいと思います。毎年、花ショウブなど持ってきていただきまして、本当にありがたいことであります。

健康文化都市の実現に向けて

 まず、健康文化都市の実現に向けて伺ってまいります。

 チャレンジデーの取り組みについて、まずは伺ってまいりたいと思います。

 前任者もチャレンジデーについて質問をされておりましたが、昨年度は30.9%、3万9,822人、そして、ことしは36.8%、4万7,313人が参加という結果でございました。昨年の参加率について、ことしの参加率についても既にホームページに掲載がされておりますが、昨年の参加率についてはかなり詳しく分析がされておりまして、ホームページに掲載をされております。これによりますと、小学校6,843人、17.2%、中学校3,168人、8%、高校2,494人、6.3%、養護学校297人、0.7%、幼稚園1,948人、4.9%、保育園1,405人、3.5%、主な市内事業所6,164人、これは15.5%ですね。この主な事業所というのは市役所や行政関係機関、また、キャンプ座間ですとか日産といった大きな事業所ということであります。これによりますと、教育機関、そして行政機関、企業、事業所などを除いた一般市民の参加、自治会というのもあるのですけれど、項目の中に、これは1,350人、3.4%、それから、4人以上というのが1万3,433人、33.7%、3人以下というのが2,720人、6.8%ということで、恐らく来年度以降やられるということであれば、これから伸ばしていかなきゃいけないのは、この43.9%というところをいかに伸ばしていくか、一般市民の皆さんの参加をいかに伸ばしていくかというところが一番大きなところではないか。また、市内企業などにどのように働きかけて、一般市民の皆様にどのように働きかけて参加率を伸ばしていくかというところが課題になるかと思いますが、当局のご所見を伺いたいと思います。

 また、チャレンジデーでありますが、来年参加をされるのかどうなのかということをまず伺いたいと思います。参加する予定であるならば、1年間通した取り組みが必要なのではないかと考えます。チャレンジデーは日常的なスポーツの習慣化に向けたきっかけづくりやスポーツによる住民の健康づくり、地域活性化を目的とした住民参加イベントであります。例えば、毎月第4水曜日に定期的に座間市チャレンジデーにするなど、年間を通した取り組みが必要かと思いますが、当局のご所見を伺います。座間市ではチャレンジデー実行委員会が設置されており、市長、教育長、体育協会、スポーツ推進委員協議会、レクリエーション協会、健康なまちづくり推進委員会、スポーツ少年団本部、自治会総連合会、小・中学校校長会、保育会、私立幼稚園連絡協議会、商工会、商店会連合会、観光協会、社会福祉協議会、老人クラブ連合会、障害者団体連合会、健康ざま普及員連絡協議会、地域婦人団体連絡協議会、青年会議所と、そうそうたるメンバー、市内の主な団体がメンバーとなっておられます。こういったメンバーに、さらに、例えば高校生ですとか各地域のコミセンの運営委員、また、民間企業ではありますがスポーツジムなどのメンバーとして巻き込んでいかれたらよいのではないかというふうに考えておりますが、今後、拡充していかれるお考えはないのか、当局のご所見を伺います。

 また、対戦相手でした山口市に問い合わせをしたところ、座間市と同様な、座間市よりかもう少し少ない団体でございましたが、同様な団体などで実行委員会を構成されているということでありました。ちょっと違いがあるといえば、大学の教授を巻き込んでいるところでありました。また、フェイスブックの公式ページを立ち上げており、1年間を通じた取り組みや動画配信などもされておられました。こういった取り組みについて、参考にされて取り入れられるところは取り込んでいかれたらよいかと思いますが、当局のご所見を伺います。また、せっかく今回、ご縁があって山口市さんと対戦をしたので、今後も何かしらの交流が持てたらよいのではないかと考えますが、今後、山口市さんとの交流についてお考えがあればお示しください。座間市におけます来年度に向けた取り組みについてのご所見を伺います。

 続きまして、市民が実感できる施策展開について、これは健康文化都市というところでの実現に向けてというところで、市民が実感できる施策展開について伺ってまいります。

 健康文化都市の実現に向けた質問は、私は毎年1回程度させていただいております。と申しますのも、そのたびにお話をさせていただいておりますが、健康文化都市の取り組みというのは大変重要な取り組みというふうに思っているからであります。そういった中で痛感しているのが、官民連携した取り組みが必要だというふうに強く思っております。平成25年第1回の定例会でも質問をさせていただいております。また、平成26年第2回定例会におきましては、荻原健司議員より一般質問でも同様な提言がされておりますが、この平成25年の第1回の定例会で質問、私がさせていただいたのは、視察に伺いました東海市の取り組みを紹介をさせていただきました。東海市では、レストランなどに働きかけをして、健康ランチというか、市のほうでカロリー計算ですとか野菜の量ですとか、そういったものを設定しまして、そこに認定をした食事についてシールなど、ステッカーなどをお配りして、市のホームページにも掲載をしてという形で取り組みをされております。そういった、座間市においても、名称は何でもいいのですけれども、例えば座間ランチですとかひまわりランチですとか、そういったような一定のカロリーや野菜の種類などの基準を設けて市で認定する取り組みをされたらいかがかと考えますが、ご所見を伺います。

 また、未病センターざまについて幾つかちょっと伺いたいと思います。

 未病センターざまの利用状況、前任者に答弁がございましたが、今までのPR活動、また綾瀬市、厚木市、海老名市、大和市、愛川町、清川村の状況についてもお示しいただきたいと思います。また、今後の利活用についてのお考えも伺いたいと思います。

 参考程度なのですが、私も行ってまいりました。ちょっとこれ、細かい字は見えないと思うのですけれども、こういった形で体組成計で詳しくデータが出まして、筋肉量ですとか、筋肉のバランスが右腕はこのぐらいですとか、左腕はこのぐらいだとか、右足、左足はこのぐらいあるとかという形で、かなり詳しく、内臓脂肪ですとかメタボの情報ですとか、そういったものが出ます。それから、脳年齢のほうもこういった形で表が出るのですけれども、かなりわかりやすく出ます。それから、こちらは血管の年齢なのですが、ちょっとこれ、私とても悪かったのですけれども、血管年齢55歳ということで、46なのですけど55歳だったんで、ちょっと、大変悪かったのですね。測定結果は自己判断せずに医療機関にご相談くださいということで出ております。また、骨ウエーブのほうの結果もこのようにわかりやすく、A、B、C、D、Eということで出ております。私、真ん中ら辺だったのですけれども、こんな形で気軽に訪れることができて、あと、血圧計があったのですけど、血圧計は皆さんご存じのとおりの、紙で、よく見られると思いますので、きょうは持ってこなかったのですけれども、そういった形で気軽にはかることができます。そういった未病センターざまが設置をされましたので、今までのPR活動などについてお伺いをいたします。

豊かな心を育むひまわりプランの推進について

 続きまして、豊かな心を育むひまわりプランの推進について伺ってまいりたいと思います。

 座間市教育委員会では、毎年、テーマを決められ、防災について1校、小学校4校、中学校2校、市単独事業として研究校を設定され、さまざまな課題について研究をされておられます。これはもちろん、豊かな心を育むひまわりプランをもととしてそういったさまざまな研究課題に取り組まれているわけでありますが、今年度の研究校の取り組みはどのようになっているのかお伺いをいたします。

 豊かな心を育むひまわりプランの策定時には推進委員会が設置されておりますが、現在、どのような活動をされているのか伺います。このプランの推進を図るための実践発表などの機会が必要ではないかというふうに私は考えておりますが、当局のご所見を伺います。

 また、この豊かな心を育むひまわりプランの中にあります「ざまっ子 八つの誓い」への取り組みについて伺ってまいります。

 実は私、小学校で朝の本読みのボランティアをしております。その中で、鈴木利貞先生の副読本のほうの読書をさせていただきました。その際、「ざまっ子 八つの誓い」ってみんな知っているかということを生徒の皆さんに聞きましたところ、何と全員が知っておりました。本当は余り知らないかなというふうに思っていたのですね。旭小でやっているのですけれども、旭小は、ご存じの方もいらっしゃると思うのですが、旭の合い言葉というのがあって、「あいさつをしよう さいごまでやりぬこう ひとの身になって考えよう」という、旭の合い言葉というのがあります。それはもう子供たちも繰り返しお話を聞いたりしておりますのでよく知っておりますし、卒業生も短いしわかりやすいのでよく覚えている言葉なのですけれども、この八つの誓いをこんなにみんなが知っているというのは、とてもびっくりしたのですけれども、本当にうれしく思いました。

 そんなことがありまして、旭小を見たときに、廊下や各教室はもちろんなのですが、これ、市内どこの学校も、廊下ですとか各教室のほうには「ざまっ子 八つの誓い」が張ってあるかと思うのですが、階段にも1段1段張ってあるところがあるのですね。1階の部分なのですが、張り出されておりました。子供の目線から見て、階段に張ってあるって、よく目につくので大変いい取り組みだなというふうに感じました。市内の他校でもそのような取り組みを行っているのか、どのような状況になっているのかということをお伺いいたします。

 この「ざまっ子 八つの誓い」につきましては、大変私も思い入れがございまして、平成20年第3回の定例会におきまして、名古屋市の生徒指導研究会で行われている取り組みについて取り上げさせていただきました。当時はひまわりプランの作成中であり、教育長は金子教育長でしたね。金子教育長から大変前向きなご答弁をいただきました。

 その名古屋市での取り組みというのが「必ず実践8項目」というのを取り組まれておりまして、研究発表で、うちの「ざまっ子 八つの誓い」と似たようなものなのですけれども、ありがとうをたくさん言おうとか、はいと必ず元気な返事をしようとか、そういった基本的な日常の8項目、「必ず実践8項目」というのをやられております。そういった中で、朝の学活で先生がきょうの目標はこれにしましょうということでお話をされて、一日終わった帰りの学活のときに、どんな実践ができましたかということで、みんなこれに気をつけてどんなことをしましたかということで取り組みをされているというお話をさせていただきました。そのお話もさせていただきまして、そしてまた、教育長からも前向きなご答弁、いただきまして、ひまわりプランのほうがちょうど作成中ということがございまして、「ざまっ子 八つの誓い」が策定をされました。

 その誓いを決めるに当たっては、座間市の小・中学校の全児童・生徒に、豊かな心を育てていくにはいつもどのようなことを大切にしながら行動していけばよいのかを考えていただきまして、みんなで守っていく約束を決めるためにアンケートをされました。この「ざまっ子 八つの誓い」はぜひ繰り返し唱えていただいて実践をしていくことが大切だというふうに考えておりますが、そのあたりについての取り組みがあればお示しをいただきたいと思います。

公衆トイレのあり方について

 続きまして、公衆トイレのあり方について質問をさせていただきたいと思います。

 平成27年第3回定例会におきまして、公共施設におけるユニバーサルデザインについて伺いまして、また、同じ定例会のときに、小野議員さんから小・中学校のトイレの洋式化に向けた取り組みについてご質問があり、市長からもトイレのあり方について受けとめをされたいとの見解が示されました。

 また、教育長からは学校の要望を踏まえながら洋式化整備を進めていくといった旨の答弁がなされました。実は、割と最近なのですけれども、公衆トイレの洋式化について市民の方々と意見交換をする機会がございまして、ある市民の方から、筋力向上を考えると全て洋式化にするというのはいかがなものかといったご意見をいただきました。私自身、そういった視点は正直言って実際考えていなかったのですが、その意見を聞いて、確かにそういった視点も必要だというふうに思いました。和式の生活様式では1日大体200回程度はスクワットをしていたというふうに言われております。

 トイレももちろんそうですし、布団の上げ下げですとか、立ち上がったりとか、そういったことですね。日常生活の中でそういった筋力向上も図られていたというふうに言われております。日常生活の中で筋力の向上が図られるというのは一番よいことだというふうに思います。そしてまた、ドイツの研究者でありますが、ジュリア・エンダースさんという方の発表によりますと、座っているときか立っているとき、腸の閉鎖メカニズムが完全にハッチをあけるように設計されておらず、そのような無理な姿勢が消化器官にさまざまな問題を起こす上、排便の時間も長引かせるため非効率であり、しゃがみ込んで前かがみの体制が理想的な排便方法だということであります。
 
 人が座ったり立ち上がったりする行為は、恥骨直腸筋が直腸を引っ張り、例えて言うならねじれたホースのような状態になっている。そのため、排便の際は腹部に力を入れ、息むことによって腸に圧力をかけ、腸にたまった便を肛門から絞り出すことになる。でも、和式のトイレは腸の負担を減らし排せつをしやすいということであります。こういった視点も、私、全く考えていなかったのですけれども、そういった市民の方からもご意見いただきまして、いろいろ調べていたところ、そういったことも出てきました。このジュリア・エンダースさんの書かれた本が諸外国でベストセラーになっていたりということがあるそうです。公共施設における公共トイレの、公衆トイレの整備方針として、もちろん障がい者や高齢者、外国人への対応ということは大変重要なことでありますが、特に育ち盛りの子供たちの施設においては筋力の向上の側面ということも考えていかなくてはならない視点だというふうに改めて考えたところであります。

 今まで議論してきたこととはまた違った視点なので大変恐縮なのでありますが、児童・生徒の体力低下が心配される現在、これは大変大切な視点だと思いましたので、あえて質問をさせていただきました。このことについての当局のご所見を伺いまして、1回目の質問とさせていただきます。(拍手)

<市長室長(小林優君)>
 チャレンジデーを契機に山口市との交流について考えがあるかとのご質問をいただきました。
 
 以前、本会議で消防操法大会をきっかけとした長崎県壱岐市さんとの交流につきましてご質問があったというふうに記憶しております。都市間交流に至るには間違いなくご縁があったがゆえと思いますし、このような機会を大切にしてまいりたいと考えてはおりますが、願わくは行政主導ではなく、市民レベルのつながりを育むことで都市間交流への発展ができればと思っております。

<健康部長(加藤成郎君)>
 まず、チャレンジデーについてお答えしたいと思います。
 関係団体等を除いた市民及び企業の参加率をどのように伸ばしていくのか、課題かと思われますがというご質問をいただきました。
 
 市内の団体等に属さない一般市民への働きかけといたしましては、今年度の取り組みでは広報、市ホームページなどで周知活動を行ったほか、市内各所でポスターの掲示、チラシの配布を行いました。また、緑化まつりや大凧まつりでの啓発、さらには街頭でも不特定多数の方々に参加のお願いをいたしました。市内の企業につきましては、市内の企業に向けて依頼状を送付したり、直接足を運んで参加協力を依頼いたしました。さらに、この参加協力は草の根的な広がりが必要かと思われますが、さまざまな活動について効率よく参加者数を伸ばす方法を研究してまいりたいと考えております。
 
 次に、来年度の参加意向についての確認と年間を通した取り組みについてでございますが、7月7日に第3回座間市チャレンジデー実行委員会を開催いたします。参加することについて確定した場合には、より多くの市民の参加が図れるよう、早い段階からの周知に努めるとともに、これまでの2回の実施経験や他市の取り組みなどを参考にしながら参加率を上げていくよう努めてまいります。なお、毎月の実施については考えておりません。
 
 続いて、座間市チャレンジデー実行委員会のメンバーに高校生、各地域のコミセン運営委員、スポーツジムなどもメンバーに入れることはできないものかというご質問をいただきましたが、座間市チャレンジデー実行委員会の中で検討してまいりたいと考えております。
 
 次に、今年度、対戦相手の山口市ではフェイスブックなどを利用しているが、本市でも取り入れてはどうかというご質問でございますが、チャレンジデーを経験した各自治体の手法、ノウハウについて情報収集に努めてまいりたいと考えております。
 
 チャレンジデー、最後になりますが、来年度に向けた取り組みについてのご質問をいただきました。
 先ほどの来年度の参加意向についての確認と年間を通した取り組みについての答弁と同様になりますが、7月7日開催の座間市チャレンジデー実行委員会の中で検討してまいりたいと思います。
 
 次に、レストランなどに働きかけ、座間ランチなど一定度のカロリーや野菜の種類などの基準を設けて市で認定する取り組みについてのご質問をいただきました。
 
 健康の維持、増進においてはカロリー計算、野菜の種類、摂取量等の重要性については承知はしております。肉や魚、野菜等をバランスよく食べ、必要な栄養を摂取することは重要であり、生活習慣病予防のためにも重要なことと受けとめております。今後も健康教育事業や食生活改善推進団体ひまわりの取り組みを通じたヘルシーメニューの提供など、市民一人一人がその重要性について認識してもらうなど、普及啓発に取り組み、健康づくりを推進してまいりたいと考えております。
 
 次、未病センターざまについて、本市及び各市町村の利用状況、今までのPR活動、今後の利活用についての考えをとのご質問でございますが、未病センターざま4月分の利用状況についてでございますが、実人数は計584人、内訳としまして、男性176人、女性408人でございました。同様に、厚木市が340人、大和市が924人、海老名市が250人、綾瀬市が449人、愛川町が295人、清川村が35人でした。
 
 また、今までのPR活動についてですが、広報、ホームページ等で周知を行うとともに、月1回の測定会を実施するなど、周知に努めております。測定会ではみずから機器の操作方法を学んでもらうとともに、結果の見方のレクチャーや、あわせて保健師、栄養士等による保健指導も行っております。
 
 未病センターざまの今後の利活用についての考えについてのご質問をいただきました。
 今後の利活用につきましては、健康寿命の延伸のために、まず、自身の健康状態を把握し、みずからの健康づくりに取り組む機会の提供の場となるよう普及啓発に努めてまいります。それと並行しまして、未病センターざまを各種保健事業と連動させていくことも検討しております。現時点では月1回の健康相談と未病コーナー測定会を同時開催し、健康づくりに関する情報提供を行っています。また、今月ですが、6月から始まるがん検診の会場で市民の待合場所として未病センターの有効活用を考えています。今後もさらに利活用の幅を広げていくよう取り組んでまいりたいと考えております。
 以上です。

<都市部長(山口伸一君)>
 公共施設の公衆トイレですが、都市公園や広場に設置している公衆トイレは、座間市移動円滑化のための必要な特定公園施設の設置に関する条例に基づき、高齢者や障がい者の方などの利用など広く市民の円滑な利用を想定していることから、トイレの新設や改修時には、男性用、女性用ともに洋式化を進めています。これについては、今後も安全、安心を確保するとともに、その利便性の向上を目指してまいります。

<教育長(金子槇之輔君)>
 教育課程等研究推進委託校についてご質問をいただきました。
 市内小・中学校の研究指定でございますが、これは県や市から依頼することもございますし、また、学校みずから希望して受ける場合もございます。多くは2年間の研究指定期間があり、その最後の年の秋から冬にかけて研究の成果を発表していくことが通常の形となっております。
 
 今年度の教育課程での研究は小学校4校、中学校2校となっております。自分らしさを生かした表現ができるような言語活動についてや、知って考えて行動する防災教育、豊かな心を育む教育活動の展開として、ユニバーサルデザインの視点も取り入れた活動などであります。どの学校もひまわりプランに基づいたテーマを設定し研究を行っておりますので、まさにこれが実践発表となっているということでございます。
 
 続いて、豊かな心を育むひまわりプランに関係するご質問を三ついただきました。まとめてお答えをさせていただきます。
 座間市では教育の重点次第を豊かな心の育成と定め、その豊かな心とは何か、さらに、どんな子供に育ってほしいかを検討、策定委員会を設置し広く意見を求め、このひまわりプランをつくり上げました。
 
 特にその中で「ざまっ子 八つの誓い」は、議員がおっしゃるとおり、座間市の全小・中学校の児童・生徒に、豊かな心を育てていくにはいつもどのようなことを大切にしながら行動していけばよいのかを考えてもらい決めたものでございます。豊かな心を育むひまわりプランは、座間市の教育の土台を支える骨太なものであります。同プランに関しましてはPTAの研修会等でのお話や自治会の掲示板での周知、さらに新入生と保護者へのリーフレットの配付と説明をさせていただいております。一度、全小・中学校へ配付、説明すれば終わりということではなく、引き続き、そして繰り返し健全なざまっ子育成のために尽力をしております。
 
 また、豊かな心を育むひまわりプラン推進委員会では、郷土の先人に学ぶという冊子の作成にも力を入れております。「ざまっ子 八つの誓い」のもととなります柿の木の下の誓いは、幼年会の指導者、鈴木利貞が、日ごろ子供たちに言い聞かせていた内容であります。この鈴木利貞のほかに、庵政三、高松ミキと、座間の学びの源流から多くのことを学び、また、心の養分として活用されますよう小学校6年生から中学校3年生へ配付しております。さらに、現在、村上ミキについて取りまとめているところでございます。
 
 先ほどの「ざまっ子 八つの誓い」について、旭小学校以外の学校の取り組みですが、鈴木利貞の母校、座間小学校では、120周年の式典での子供たちの態度がまた見事でありました。この八つの誓いについても、ずっと唱え続けられております。ほかの学校でも6年生が後輩への思いを込めて、卒業制作に完成させた絵に八つの誓いが記されており、下級生の通る階段近くに飾られております。さらに、朝会等で校長先生がお話をされるとき、よくこの中から一つを取り上げ、子供たちの心への消化、吸収が進むよう工夫されているとか、学校の重点目標の一つにして取り組んでいるというお話を伺っております。全国学力・学習状況調査のアンケートの集計結果からも、挨拶がよくできる、思いやりの心を持って人と接することができている、決まりを守る態度が育まれている等の結果が見られるようになり、子供たちみずからがこんな大人になりたいと願い、さまざまな取り組みをしております。他の地域からいらした方が、座間の子供たちにはいい雰囲気があるとか、穏やかで落ちついた感じがすると言われることがございますが、これらは何よりも知・徳・体の中でまず第1に徳を土台とした教育を行っているからではないかと、文部科学省国立教育政策研究所の山森光陽総括研究官からも評価をいただいております。今後も、郷土の先人の生き方から多くのことを学び、それを継承し続けている地域の方々の知恵をたっとび、さらなる新しい価値を創造していける健全な子供たちの育成へ、皆様方と力を合わせて取り組んでまいりたいと存じます。
 以上でございます。残りにつきましては部長から答弁を申し上げます。

<教育部長(土屋寿美君)>
 私からは、公衆トイレについて答弁をいたします。
 公衆トイレのあり方としまして、特に育ち盛りの子供たちの筋力向上の視点からの考え方についてご質問をいただきました。
 教育施設のトイレの整備に関しましては、生活様式の変化に伴い、随時、洋式化を進めているところでございます。今後の整備に当たりましても、各施設に対するご意見、学校からの要望を踏まえる中で、現存する和式トイレを一定の割合で残しつつ、多様な視点を持ってそれぞれの施設において必要とされるトイレの整備、改修に努めてまいります。
 以上でございます。よろしくお願いします。

<議長(伊田雅彦君)>
再質問ありませんか。――佐藤弥斗議員。
             〔8番(佐藤弥斗君) 登壇〕

 一定のご答弁いただきまして、ありがとうございます。

 まず、健康文化都市の実現に向けてというところで伺ってまいりたいと思います。
 基本的にはチャレンジデーは実行委員会のほうで決めていくということで承知をいたしました。今年度、ちょっと思ったのですが、チャレンジデーが5月なので自治会の回覧が間に合わなかったのですよね。もちろんこれ、チャレンジデー、実行委員会のほうで決めるわけですけれども、もし決まりましたらば、できれば早急に、チャレンジデーのほうのその財団のほうからのチラシを待つんではなくって、その自治会の回覧板用に何か市のほうで、できればチラシなどを作成していただいて、早目に、今、自治会の総連合会のほうでは回覧が限られておりまして、年で3回でしたかね、3回程度だったというふうに記憶しておりますが、その程度の回覧を回すことができませんので、できるだけ早目にご対応いただければと思いますが、そこについてのお考えについてご答弁いただければと思います。これはもちろん参加するということになった場合ということでありますけれども、そのあたりについてのお考えをご答弁いただければと思います。

 それから、その山口市さんとの交流については市民レベルでということでありましたので、私も交流をさせていただければなというふうに思っております。

 また、未病センターのことについてでありますが、大変前向きなご答弁をいただきました。保健事業との連携ですとか、まずは自分自身の健康状態の把握、それから、保健事業との連携、がん検診などでの会場での設置や案内といったようなご答弁をいただきました。ぜひ連携を強めていっていただけたらというふうに思います。保健師さんにも一応、前任者の答弁の中でも、保健師さんへの相談ということで、この結果について保健師さんにまずは相談をしていただけるような形をということでありました。その中で、できれば常にいられる方がいれば相談をしやすいのではないかということでご質問ありましたが、それ、今はちょっと難しいということでご答弁だったというふうに思います。

 会場のところに保健師さんに相談してくださいといったような掲示がないのですね。私が見た限りではなかったので、ぜひ会場の中に、健康づくり課へとか、そういった形で何か一つ掲示を、わかりやすい、はかった方がどこにこれ、まず問い合わせたらいいのか、一応、先ほど申しましたように、測定結果は自己判断せずに医療機関にご相談くださいということで出てきますので、医療機関に、普通の病院に行ってしまうのではないかなというふうに思うのですけれども、そうではなくて、まずは保健師さんにということが当局としてはお考えかなというふうに思いますので、ぜひその保健師さん、こちらのほうにお問い合わせくださいといった掲示をわかりやすくしていただけたらというふうに考えますが、そのあたりについてのご所見を伺いたいと思います。また、このようにこういう掲示が出てまいりますので、その医療機関に対して、この未病センターをやっていますよと、もしかしたらこういうものを持ってくる方がいるかもしれませんので、何かそういったときには、これ、本当に簡易な測定器でありますから、左の人さし指を入れるだけのもの、この血管のことに関しては人さし指入れるだけのものですから、どうも、お話を聞きますと、人間ドックなどではもう少しきちっとした血管の測定のものがあるそうなので、そういったものではかり直したりということはもちろんあると思うのですけれども、そういった医療機関に対してこういった未病センターをやっています。こういったものが、こういうデータが出ますので、もしかしたら相談に行かれる市民の方がいらっしゃるかもしれないといった医療機関などへの周知はどうなっているのか、それから、そういった医療機関との連携をぜひとっていただけたらというふうに思いますが、そのあたりについてご所見をいただければと思います。

 また、先ほどちょっとお示ししましたが、連携をいろいろとされていくということなのですが、例えばスポーツジム、先ほどの筋肉がこのぐらい、右側がこのぐらい、左側がこのぐらいということで、割と細かくデータが出ますので、例えばスポーツジムなどにそのデータを持ち込むと、その本人の体のあれにあわせたメニューを組み立てていただくとか、そういったアドバイスをいただけるといったようなことも考えられるのじゃないかなというふうに思いますので、そういったスポーツジムなどへの連携などもぜひお考えいただけたらというふうに思うのですが、そのあたりについてのご所見を伺います。

 それから、豊かな心を育むひまわりプランの推進についてでありますが、本当に教育長からもご答弁がございましたが、私も座間市で子供を4人育てさせていただきました。本当に座間市の教育は徳を、豊かな心を大切にする教育で本当にありがたく思っておりますし、大変市内、今、特に落ちついておりまして、素朴で素直なお子さんが多いなということを本当に感じております。座間市の教育は本当にすばらしいというふうに私も感じておりますので、これからもぜひ豊かな心を育むひまわりプラン推進をしていっていただきたいというふうに思います。

 リーフレット配付をされているということでありましたが、これについては、たしかひまわりプラン設定をされたときに、全児童・生徒、それから自治会などにも配付をされたかなというふうに記憶をしているのですが、毎年、新入生に対して配付をされているのか、どういった状況なのかということをお伺いをいたします。

 それから、郷土に学ぶということで、副読本のほうも進めているというご答弁がございましたが、それについて、どのような進め方、その取り扱いというか、これは、学校によってはなかなか授業のほうがお忙しくて、それについて取り組めないというような学校があるというふうにも聞いていますし、自分自身の子供たちに聞いても、いや、やってないという話を聞いたりということもあります。大変いい本ですよね。座間市の偉人の皆さん、本当に、また、座間市の偉人の皆さんが本当に、鈴木利貞さんもそうですし、庵先生も、今、健康センターのほうに移動していただきましたけれども、大変立派な先人の方々がいらっしゃいます。まず、座間市で育ってよかったなというふうに感じるためには、この偉人の皆さん、立派な方がいらっしゃるというのは誇りにつながりますので、ぜひここを力入れてやっていただけたらというふうに考えておりますが、現在、もしおわかりになるようでしたら、この副読本「郷土の先人に学ぶ」のところ、副読本を使っての取り組みというのがどの程度行われているのか、おわかりになるようでしたらお示しをいただきたいと思います。また、ぜひ今後ともそこについては力を入れてやっていっていただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上で、2回目の質問とさせていただきます。

<健康部長(加藤成郎君)>
 まず、チャレンジデーについてですが、実行委員会で参加の決定となれば、自治会の回覧についても早目に対応に努めてまいりたいと考えております。
 あと、保健師の、健康センターですか、案内につきましては、掲示については今後工夫してまいりたいと思っております。
 それと、市内のスポーツジムでのメニューと、あと、医療機関等の連携についてでございます。体組成計があります。体組成計による筋肉量等の測定結果が参考になる場合もあろうかと思われますが、また、医療機関との連携とのことでございますが、測定内容にもしご心配の点がある場合などにつきましては、本市の保健師、栄養士等の専門職にまず健康相談をしていただきたいと考えております。
 以上です。

<教育長(金子槇之輔君)>
 2点ほど再質問いただきました。
 まず1点目のリーフレット配付の状況でございますけれども、新入生には毎年全員に配付しております。また、2年に1回程度、全小・中学校に配付をしております。
 「郷土の先人に学ぶ」についての活用でございますけれども、これにつきましては郷土学習や道徳の授業で使用をしております。道徳の授業では、こういう形で郷土の先人に学ぶ授業指導案というものを、26年度に教育課程研究委員会ということで先生方につくっていただきまして、これを全ての先生に配付をしております。こういう形でわかりやすい授業をしていただくということで、それぞれの学校でご努力をいただいております。

<健康部長(加藤成郎君)>
 すみません。一つ答弁漏れがございました。
 医療機関への周知、未病センターの周知につきましては、今後検討してまいりたいと考えております。
 以上です。

<議長(伊田雅彦君)>
再質問ありませんか。――佐藤弥斗議員。

 ご答弁いただきまして、ありがとうございます。1点だけ質問をさせていただきます。

 まず、未病センターの関係ですが、医療機関ということで書いてありますが、保健師さんへということで、掲示のほうもご検討いただけるということで、そうおっしゃるのであればぜひ掲示をしっかりとしていただきたいと思います。実は、ちょっと知り合いの市内の病院の先生に伺いましたところ、市のほうからある程度の方針というか、そういったものがあれば協力をぜひしたいというお話もありましたので、ぜひ医療機関との連携というところをやっていただけたらというふうに思いますが、先ほどご検討いただけるということでありましたが、一応、そういったお話もございましたので、そのお話を踏まえた上でのご答弁をいただければというふうに思います。

 また、その保健師さんのほうの相談ということで掲示をしていただけるということでありますが、ぜひその保健師さんが相談を受けやすい体制づくりというのも必要かと思います。今、健康づくり課の事業、比較的健康センター内でやられている事業も多いかと思いますので、そういった部分に関しましてもぜひご検討をいただければというふうに思いますので、そこについてご答弁いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

<健康部長(加藤成郎君)>
 医療機関の連携については、それもちょっと検討させていただきたいと思います。
 あと、保健師につきましても同じく検討をさせていただきます。

<議長(伊田雅彦君)>
以上で佐藤弥斗議員の一般質問を終わります。

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