平成24年第4回定例会(第6日)

—座間市ホームページ会議録より抜粋—

開催日:平成24年12月21日

会議名:平成24年第4回定例会(第6日12月21日)

○議長(沖本浩二君)  続きまして、健康福祉常任委員会委員長。

 ───────────────〇───────────────

 平成24年12月12日

 座間市議会議長

沖 本 浩 二 殿

健康福祉常任委員会

 委員長 佐 藤 弥 斗

審 査 報 告 書

1 議案第 71号 平成24年度座間市一般会計補正予算(第5号・所管事項)

(24.11.30付託)

2 議案第 72号 平成24年度座間市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)

(24.11.30付託)

3 議案第 74号 平成24年度座間市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)

(24.11.30付託)

4 議案第 75号 平成24年度座間市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1

号)                    (24.11.30付託)

5 議案第 99号 平成24年度座間市一般会計補正予算(第6号・所管事項)

(24.12.10付託)

6 議案第100号 平成24年度座間市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)

(24.12.10付託)

7 議案第102号 平成24年度座間市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)

(24.12.10付託)

8 議案第103号 平成24年度座間市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第2

号)                    (24.12.10付託)

9 陳情第  4号 介護職員処遇改善加算の継続、拡充の国への意見書提出を求める陳

情                     (24.11.30付託)

10 陳情第  5号 安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・医師看護師等の大

幅増員の国への意見書提出を求める陳情    (24.11.30付託)

11 陳情第  6号 社会福祉関係の県単独補助制度などの廃止に反対し、継続を求める

意見書提出を求める陳情           (24.11.30付託)

当委員会に付託された上記議案は、審査の結果、次のとおり決定したので会議規則第101条及び第135条の規定により報告します。

1 開会日時 平成24年12月12日(水)

午前9時01分から午前11時16分まで

2 出席委員 佐藤委員長、小野副委員長、竹田、星野、伊田の全委員

沖本議長

3 審査経過 審査に当たっては、関係部課長より内容説明を聴取し、質疑・意見交換を

行った。

4 審査結果 討論を求めたところ発言者なく、採決の結果

(1)議案第71号、第72号、第74号、第75号、第99号、第 100号、第 102

号、第 103号以上8件は、全員賛成をもって原案を可決すべきもの

と決定した。

(2)陳情第4号、第5号、第6号以上3件は、全員賛成をもって採択す

べきものと決定した。

───────────────〇───────────────

 〔8番(佐藤弥斗君) 登壇〕

○8番(佐藤弥斗君)  議長よりご指名をいただきましたので、これより健康福祉常任委員会の審査報告を行います。

当委員会に付託された議案は、議案第71号、平成24年度座間市一般会計補正予算(第5号・所管事項)、議案第72号、平成24年度座間市国 民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第74号、平成24年度座間市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第75号、平成24年度座間 市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第1号)、議案第99号、平成24年度座間市一般会計補正予算(第6号・所管事項)、議案第100号、平成 24年度座間市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第102号、平成24年度座間市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)、議案第103 号、平成24年度座間市後期高齢者医療保険事業特別会計補正予算(第2号)、陳情第4号、介護職員処遇改善加算の継続、拡充の国への意見書提出を求める陳 情、陳情第5号、安全・安心の医療・介護実現のための夜勤改善・医師看護師等の大幅増員の国への意見書提出を求める陳情、陳情第6号、社会福祉関係の県単 独補助制度などの廃止に反対し、継続を求める意見書提出を求める陳情。

当委員会に付託された上記議案等は、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第101条及び第135条の規定により報告をいたします。

なお、開会日時、出席委員につきましては、お手元に配付のとおりでありますので、省略させていただきます。

審査に当たりましては、関係部課長より内容説明を聴取し、質疑・意見交換を行いました。

それでは、審査の主な内容について報告をさせていただきます。

議案第71号、平成24年度座間市一般会計補正予算(第5号)について。

障がい者福祉費の増額補正について質疑があり、サービスの件数がふえている要因はサービスを利用する事業所が昨年4月とことしの同時期を比較 すると180事業所から218事業所と38事業所ふえていること。また、障がい者の人数が身体障がい者で138人の増、知的障がい者で123人の増、精神 障がい者は61人増と合計で322人ふえていること。知的障がい者が前年比20.4%増となっていること。サービスを決定する上で基準となる障害程度区分 の区分4から区分6の比較的重度の障がい者の数が前年に比較して44人ふえていて、障がい者一人当たりのサービスの支給量もふえており、このような要因が 複合的に影響していると考えられること。身体障がい者3,411名、知的障がい者725名、精神障がい者853人で、障がい者がふえた理由は高齢化に伴う 疾患によるものが一つの要因と考えていることなどが答弁されました。

居宅介護支援事業費について、「利用する人数は減っていて、1件当たりの報酬額はふえているとのことだが、具体的説明を」との質疑に対し、 「この事業は自宅にヘルパーが伺い、身体介護や家事援助など生活全般にわたるものですが、障害程度区分の重症化傾向に伴い、居宅サービスの件数は変わりは ないものの時間数がふえたことにより報酬額もふえたことによるものと考える」との答弁がなされました。

生活介護等事業費について、生活介護等事業費が一番ふえている要因について質疑があり、「要因の一つは、今年度神奈川県より移譲された重症心 身障害児通園事業が当初1,500万円ぐらいと見込んでいたが、利用日数の増などで1,000万円ぐらいふえる見込みだということ。その他の要因として は、生活介護を行う施設も前年と比較し8施設ふえたことや、その施設を利用する人も13人ふえ、サービスを受けるほうの重症化に伴うサービス時間の増など が影響したものと考えられる」との答弁がなされ、「県からの移譲事務によって利用者にとって何か違いがあるのか」の質疑に対し、「前年までは神奈川県の事 業ということで窓口は厚木保健福祉事務所だったが、市に移譲されたことに伴い窓口が市役所障がい福祉課になり手続などは近くなったことで大分利用しやすく なったと考えられる」との答弁がなされました。

児童福祉総務費の民間保育所助成事業費について、「安心こども交付金を利用しての民間保育所整備助成事業費との説明を受けているが、具体的内 容はどのようなものなのか」との質疑に対し、「栗の実保育園で予定している大規模修繕でバルコニー防水工事と外壁塗装工事を予定しています」との答弁があ り、「今後、老朽化による緊急整備事業の予定はあるのか」との質疑に対し、「民間保育所4園から整備の要望を受けています」との答弁がなされました。

生活保護法定扶助事業費について、「生活保護受給者の増加傾向は続いているのか」との質疑に対し、「一時期ほどの伸びではないが、相変わらず増加傾向は続いています。就労支援をさらに強化して、少しでも伸びを抑えたいと考えています」との答弁がなされました。

「現在の受給世帯数に対してケースワーカーの数は足りているのか」との質疑に対し、「十分ではないが、それをカバーするためにチーム体制での ケースワークを行ったり、就労支援相談員とケースワーカーが強力なタッグを組むことで効果的な自立支援を行うなどの工夫をしています」との答弁がなされま した。

議案第72号、平成24年度座間市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)について。

一般管理費、職員給与費の補正について質疑があり、任期付短時間勤務職員2名のうち1名が採用できなかったが、平成25年度に向けて採用でき るよう鋭意努力していること。任期付短時間勤務職員によって収納率がよいほうに向かっていること。今年度収納課の任期付短時間勤務職員が国保年金課に配置 がえとなり、担当職員はノウハウなど指導を受けて、かなり効果があると感じていること。任期付短時間勤務職員は職員と同等の徴税吏員となり、地方税法に基 づいて権限を行使でき、差押えや納税交渉で効果を上げていること。豊富な知識と経験があり、即戦力として滞納処分、納税交渉ができることと、市の職員も専 門的な知識や経験を高めるノウハウを吸収する手本として大変効果があること。交渉の仕方についてアバイスを受けることができ、職員が学ぶべきことをお互い に確認し合って成長していくという意味で非常に大きな効果があること。そういった理由から国税、県税のOBのほうがベストであると考えていることなどの答 弁がありました。

議案第74号、議案第75号については、質疑はありませんでした。

議案第99号、平成24年度座間市一般会計補正予算(第6号)について。

地域福祉ふれあい基金寄附金について、「どのような方から浄財の寄附があったのか」との質疑に対し、「寄附金37万5,000円の内訳は、個人2名から5件、7万円。団体、2団体から2件、30万5,285円となっている」との答弁がなされました。

歳出においてですが、地域福祉ふれあい基金積立金について、「積立額は幾らになるのか」との質疑に対して、「平成24年12月10日現在で 4,101万1,616円であり、今回の浄財等の額を足すと5,132万6,218円となります」との答弁があり、「地域福祉ふれあい基金は何に使ってい るのか」との質疑に対し、「福祉に関する事業に使っています」との答弁がなされました。

議案第100号、第102号、第103号については、質疑はありませんでした。

以上が主な審査内容であります。

討論を求めたところ発言者なく、採決の結果、議案第71号、第72号、第74号、第75号、第99号、第100号、第102号、第103号、以上8件は、全員賛成をもって原案を可決すべきものと決定しました。

陳情第4号、第5号、第6号、以上3件は、全員賛成をもって採択すべきものと決定しました。

以上で、健康福祉常任委員会委員長報告を終わります。

○議長(沖本浩二君)  休憩前に引き続き会議を開きます。

続きまして、賛成討論、8番佐藤弥斗議員。

 〔8番(佐藤弥斗君) 登壇〕(拍手)

○8番(佐藤弥斗君)  ざま大志会を代表して、今議会に上程された諸議案に対し賛成の立場を明らかにし、賛成討論を行います。

まず、議案第71号、債務負担行為補正、小・中学校普通教室等空調整備事業では、座間小、相武台東小、ひばりが丘小、西中、南中、相模中への エアコン設置をリースにより平成25年度に行うとのことであります。近年温暖化が進む中、夏に熱中症などが相次ぎ、市内小・中学生でも何件か発生をいたし ました。また、座間市の小・中学校においては、暑い日に窓をあけていても厚木基地の航空機の騒音などがあり、大変な不便を生じておりました。子供たちの命 を守るために全小・中学校のエアコン設置は急務であり、また災害時の避難所といった側面から考えても多くの市民が望んでいたことでありますので、この事業 を評価し、今後も計画どおり残りの小・中学校へのエアコン設置を進めていただきたいと要望いたします。

また、議案第71号の障がい者福祉費の増額については、障がい者の増加や障がいの重症化などの理由も挙げられておりましたが、事業所が180 事業所から218事業所と38事業所ふえたことや、県から市に事業が移譲されたことにより、利用者にとっては利用しやすくなったことなどが要因として上げ られました。障がい者の増加、重症化、財源確保や利用者の負担などについての諸課題はありますが、利用者にとっては選択肢がふえ、利用しやすくなった面も あり、利用者の環境が整ってきたということに対して一定の評価をいたします。

生活保護費の扶助費が3億2,914万5,000円増額となりましたが、本市としてはケースワーカーを増員しても生活保護世帯の増加によりな かなか追いつかないという現状の中で、それをカバーするためにチーム体制でのケースワークを行い、就労支援相談員さんとケースワーカーさんが強力なタッグ を組むことできめ細やかで効果的な自立支援を行うなどの工夫をしており、就労にも結びついております。再選された市長が初登庁されたときに、その熱意を伝 えた生活援護課の皆さんの行動や熱意、現状でできる限りの対応していこうとする前向きな姿勢を高く評価をいたします。

続きまして、議案第71号と第72号に係ることでありますが、収納課・国保年金課において、税金や保険料の滞納者への対応として県税、国税 OBを任期付短時間勤務職員として採用しております。各市の需要が高いため、当初の予定の人員の確保はまだできていないものの、その成果は大きく、特に過 年度分の収納率の改善は大きなものがあります。専門的な知識やノウハウを市職員に伝授していただき、税の公平性を保つためにも、さらに収納率を上げる取り 組みに力を注いでいただくよう要望し、現在の収納対策への姿勢に対し一定の評価をいたします。

議案第84号、座間市市税条例の一部を改正する条例は、地方公共団体が実施する防災のための施策に必要な財源の確保を図るために法律等が公布 施行されたことに伴う改正ですが、本市においては約3,000万円の10年間、3億円余の財源確保がなされ、主に立野台小、入谷小学校の屋内運動場の耐震 補強事業や非常用飲料貯水槽緊急遮断弁設置事業、消防緊急無線デジタル化事業などの事業債の償還財源にするということです。大きな災害が起きたときには避 難所となる小学校の屋内運動場の耐震補強工事は急務であり、また災害時の飲料水の確保、消防緊急無線のデジタル化は、いずれも災害時における対応として重 要な施策であり、評価をいたします。

議案第86号、座間市廃棄物の減量化、資源化及び適正処理等に関する条例の一部を改正する条例ですが、資源物は、市民の皆さんのごみ減量化へ の思いであり、また市の貴重な財源を確保しようとする気持ちのあらわれであります。その資源物を車などで大量に回収するような悪質な行為、また先ほど都市 環境常任委員長さんからの報告でも明らかになりましたが、重複が25組という常習的なものもあり、そのような行為は市民の皆さんの気持ちを踏みにじる行為 であり、許しがたいことであります。今回の改正により、こういったモラルのない行為を行う人たちへの警告となり、取り締まりの強化ができることを期待し て、今回の改正を高く評価いたします。

以上で、ざま大志会を代表しての賛成討論を終わります。(拍手)

タイトルとURLをコピーしました