—座間市ホームページ会議録より抜粋—
開催日：平成27年 12月18日
会議名：平成27年第4回定例会（第5日）
賛成討論
＜議長（伊田雅彦君）＞
続きまして賛成討論、８番佐藤弥斗議員。
〔８番（佐藤弥斗君） 登壇〕（拍手）
議長よりお許しをいただきましたので、今議会に当局より提案されました諸議案に対し賛成の立場を明らかにし、ざま大志会を代表し討論を行います。
まず、議案第81号、平成27年度座間市一般会計補正予算（第５号）でありますが、総務費、交通公害費、交通安全対策費、市営自転車駐車場運営事業費12万1,000円の増額補正でありますが、これは入谷駅西口自転車駐車場に仮設トイレを５年リースで設置し、今回の補正では２カ月分の計上がされたものであります。入谷駅は無人駅ですが、ある調査会社の調査によりますと一日1,000人以上の乗降客があり、周辺に店舗や民家もないため以前よりトイレ設置の要望が出ており、議会でも質問がされておりました。また、不審者発生事例もあったため、警察から防犯灯、防犯カメラの設置要請も受けている場所でありました。今回、西口340平方メートル161台分の駐輪場の舗装整備、フェンス設置に当たり、防犯灯、防犯カメラの設置、トイレ設置を行うのは市民ニーズに対応した事業であり、高く評価いたします。
民生費、社会福祉費、社会福祉総務費、生活困窮者自立支援事業費25万8,000円の増額補正は、生活困窮者自立支援事業の住宅確保給付金の複数世帯が当初の見込みより多かったためです。生活困窮者自立支援事業は今年度から始まったばかりの事業でありますが、庁内関係部署のみならず関係他機関や関係団体などへも制度の周知に努められ、より多くの市民に周知されつつあるためと当局の積極的な動きを高く評価いたします。
衛生費、保健衛生費、健康センター管理運営事業費500万円の増額補正は、健康センター、仮称健康見える化コーナーを設置するための経費であり、全額国庫補助金で行い、体組成計、全自動血圧計、血管年齢計、骨ウェーブ、脳年齢計を３月までに設置する予定です。この事業は県央地域の５市１町１村で取り組む事業であり、各市の市民が勤務先や通学先、出かけた先などで気軽に健康チェックをすることができ、継続的に健康データの変化を記録し、より一層市民の健康増進に寄与する事業だと評価をいたします。ぜひ有効に活用できるよう創意工夫され、広域連携を図りながら周知を図られることを望みます。
議案第89号、座間市行政組織条例の一部を改正する条例でありますが、今回の改正により市長室、子ども未来部の創設、上下水道部から上下水道局への変更、特定政策推進室の廃止が大きな点であり、これは第四次総合計画をさらに推進させるため新たな課題に対しても迅速に対応できるように編成されたとのことでありました。
今回廃止される特定政策推進室は、平成23年４月に縦割り組織の機能を補完する役割を担うとのことで設置されました。キャンプ座間返還跡地の一連の対応や公共施設利活用白書や指針の策定など、庁内横断的、政策的な課題について取り組まれ、庁内連携ばかりではなく、関係機関との交渉などでも前面に立たれ、難しい局面も多々ありご苦労も多かったかと思います。キャンプ座間返還跡地利用構想では、全国でも初の事例となる国有地の転貸制度を財務省と協議を重ねつくっていただき、医療施設を対象とした定期借地権を活用するという最少の負担で最大の効果を上げられました。また、公共施設白書、公共施設利活用指針は外部委託をせず、庁内で策定され、すばらしい成果を上げて来られたことを高く評価いたしております。
今回提案された新たな組織では市長室を設置され特定政策推進室の業務を引き継ぐとともに、市民部の広報係の業務とシティプロモーション、国際姉妹都市スマーナ市、国内友好交流都市、福島県須賀川市、秋田県大仙市との友好交流事業、防災、減災への取り組みに加え東日本大震災以降認識を新たにした危機管理の業務、自衛隊や米軍の消防といった他市に例のない危機管理に関する資源を立体的、組織横断的に運用できるようにするための業務を所管されるとのことです。
また、子ども・子育て新制度への対応として新たな子ども未来部を設け、子ども・子育てに関する施策を総合的に行うとのことでした。
特定政策推進室を発展的に継承し、さらに機動性、効率性、有効性を高めた組織であると評価し、今後のさらなる第四次総合計画の進展を大いに期待するものです。
以上、主な賛成理由を述べてまいりましたが、当局より提出されましたその他の諸議案に関しましても公平公正な事務執行のもと適宜適切に提出された議案であり、賛成すべきものであることを申し添え、議場の皆様におかれましても当局より提出された諸議案に対し賛成していただくことを呼びかけ、賛成討論とさせていただきます。（拍手）
